「自分磨き」は、恋の天敵〜Udaraのイタリアンスピリチャアルライフ vol.23

やる気を無理矢理引き出されたり、うまくやろうとした後は、枯渇し、疲れ果てた肉体しか残りません。

今、若い人の間で恋愛離れ&結婚離れが進んでいるのだそうです。

個人的には、それぞれが好きにすればいいのかもなと感じる一方で、恋多き人というより恋を楽しんでいる人は、
異性のための自分磨きをしていない
未来の大成功を目指してない
のが特徴のように感じます。

どちらも、今、ここで起きていることだけに好奇心があり将来設計という視点からすれば、危なっかしい生き方とまわりからは言われるもしれません。

ところがここで興味深いのは、上記の条件を満たすような人は、誰かのための自分磨きに時間を割いていなくても、内側から輝きを発し、成功哲学を語らずともお仕事でも思い通りの結果を得やすいことが特徴です。

付き合っている相手がいる状態でなくても、また両思い出なくても、「恋する」ことは、様々な形で可能です。
「さみしい」という感情は、パートナーがいないことで起きている感情ではなく、自分が自分の感情や要求をないがしろにしている時に感じる感情なのです。

いつか来るかもしれないであろう未来のために時間を割くだけで、今、ここでの感情や要求に気づいて過ごしてみると、感覚や感性の感度は勝手にぐんぐんアップしてきます。

 

2016年恋愛でスタートしてこの記事の最後はセックスにおいても触れておきましょう。

セックスに関する行為は「する」「やる」って言葉が多様されます。

その表現から当然生まれる「どうしたら、うまく出来るか?」とそれに伴って繰り返されるいくつもの質問と正しい答え。
こんな問答自体が「出来ない」「めんどくさい」状況に一層拍車をかけている様に思います。

私は、「やる気」という言葉がどうも苦手です。
なぜかというと「今、ここで」やりたくもないことをあーすればこうすればと頭を駆使して行動を喚起させることそのものがなんだか自分にも相手にも暴力的なんじゃないかという感覚を常に取り払うことが出来ないからです。

セックスレスで悩む方のセッションで、相手にどうやって「やる」気を持たせるかとか、ましてやどうやったらうまく出来る様になるかという様な会話は一切しません。

やる気を無理矢理引き出されたり、うまくやろうとした後は、枯渇し、疲れ果てた肉体しか残りません。
自分の生態を観察していても、セックスだけでなく何をするにも、「やる気を出せ」って言われると一気にやる気がなくなるし、「うまくやろうとがんばる」と頭が真っ白で何も出来なくなります。

ましてや妊活に取り組んでいる人などは、正しく成功させなければいけないというプレッシャーが拍車を掛けることもあります。

頭で考えて、身動き出来なくなっている時こそ、「今、ここ」の感覚に命を蘇らせ、身体全体を覆い尽くしている緊張をやさしく溶かしていきましょう。

小説「スプートニクの恋人」村上春樹の中の一文を引用してみます。

「こういうものもたぶんそれと同じようなものじゃないかしら。
うまいとか下手とか、器用だとか器用じゃないとか、
そんなのはたいして重要じゃないのよ。
私はそう思うわ。注意深くなる。それが一番大事なことよ
心を落ち着けていろいろなものごとに注意深く耳を澄ませること」

イタリア語バージョンでもどうぞ。
E penso che uno bravo o meno bravo, abile o maldestro,
io credo.Per me la cosa più importante é che dia attento.
Che sappia prestareascolto; con calma e attenzione,
a diverse cose.

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次号もお楽しみに。

 

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