神主のカウンセラーが神社カフェで語る「太古の神社での、占いと癒しの世界」No.5―(続)占いに含まれる「嘘」

◆占い師から見た占いのコミュニケーションー情報が能力や直感の差によって違うこと
神主のカウンセラーが神社カフェで語る「太古の神社での、占いと癒しの世界」No.5―(続)占いに含まれる「嘘」

東京・高田馬場の「占いヒーリングカフェ 神々の森神社」を運営している、神職・カウンセラーの北澤と申します。「 近代以前の文化  ( 特に神道文化 ) が持っていた、心を癒す流れを取り戻し、現代的な心理学やヒーリングと調和させる」ことを目標に、神社・占いカフェ・カウンセリングルームが一体となった施設 ( 神社カフェ) を運営しています。連載で、太古の神社で行われていたと思われる、心を癒す方法と、そこから発想される様々なことについてお書きしていきます。

◆占いの好きな部分と、残念な部分

前回、占いの好きな部分と、残念な部分についてお書きしました。残念な理由は、現代の占いに、「嘘」があると感じることから来ていること。 ( 強い言い方ですが、あえてこうお書きしました )    残念な部分の1つ目が、「〜座は◎です」という形での情報です。占いとは、何か類型に当てはめて、よくわからない予知やアドバイスをするものだ……こんな占いへのイメージを持つ方が多いのは、メディアに氾濫する占いを見れば当然と言えます。あくまでもこの「〜座は◎です」というコミュニケーションは、占いの発想のごく一部を、かなり無理して使っていると思います。結果、「嘘」の要素があると感じています。

(前回の記事:http://www.el-aura.com/kitazawa20152post_228-html/

◆占いの残念な部分の2つめ

もう1つ、残念な部分があります。端的に書きますと、

「あなたは〜という風になりそうよ」という、「未来や本質を伝えるような言い方」が、普通の占いのコミュニケーションだ、とされている点です。ここにも「嘘」がある、と感じています。ええ? どういうことだ ? と思った方もいらっしゃるかもしれません。前回のメディア上の占いへの批判はまだ理解できる。ただ、未来や本質を伝えるって、それ以外に占いのやりようがないんじゃないの ?

◆日本の神話の中の占い

日本の神話を見てみます。日本神話では、神々は、悩んだ時、あるいは物事がうまくいかないときに、自分の本当の心を占いで把握します。そして、前向きな、神々らしい行動を行うように成長していきます。そういうものとして、日本神話の中 には占いが満ちています。こうした占いでは、あくまで「自分自身で、自分の本当の心を把握する」ということが占いの方法なのです。そして、こうした方法以外に、占いを本当にうまく生かす方法はないのではないかと感じています。

自分自身で自分の本当の心を把握する、ということを行っている時に、他の方が絡むことはあります。しかし、そういった場合はあくまで、気づきをフォローをする役割です。他の方が占いを行うわけではありません。

◆占い師から見た占いのコミュニケーション

何も、神話の中でそう書いてあるからだ、ということだけを根拠にしているわけではありません。占いをする時の、占い師側の心境から書いてみます。占いを行う時、まず悩みを共有していただいたり、何がポイントとなのかをお話しします。その後に占いを行います。それは、カードだったり暦のようなものだったり、何かそういったものを使います。そして、それを元にしたコミュニケーションに入るわけです。

この時に、占い師側では、未来や本質がはっきり分かっているわけではありません。何かすごく鋭い直感らしきものがある時もあれば、混乱しているることもあります。ただ少なくとも、上記どちらの場合でも「何かがわかっている」前提で、クライアントに伝え始めるわけです。

◆占いによって「未来をとらえた状態」

ここに、かなり「嘘」に近い状態が出てくるのではないかと感じています。少なくとも自分は、未来がビジュアルのように見えるなんてことは全くないです。そういうことではなく、占いによって現れたものを、いらっしゃった方と完全に対等な立場で、うまく捉えられた時に、非常に意味深い場が現れる、と感じています。それは、本質や未来を理解することを含みます。お互いに目からうろこが落ちるような経験です。しかし、どちらかが一方的に情報を伝えることによってそういう場は起こってきません。これは、古典的な占いの方法を読んでもわかる事です。占いとは、「何か能力や直感の差によって情報を伝えるものではない」ということが非常に重要ではないかと思います。対等な立場なのであると。

・・・・・・・・・続きは、また次回にお書きします。・・・・・・・・・

今回はなんだか、ひどく抽象的でわかりにくい内容になってしまったかもしれません。「コミュニケーションの仕方」とかについて文章で書くのは思った以上に難しく、筆力が足りないですね。次回は、「占いにとは本来、どういうコミュニケーションを行うものなのか」という内容ですので、もう少し書きやすいと思います。どうぞご勘弁ください。

■占いヒーリングカフェ 神々の森神社■
失われた伝統を取り戻す。占い・神道文化・心理学が身につく、原点を感じる講座

「神事占セラピスト認定講座」を開催中
http://kamigaminomori.com/103

森と神社のある占いセラピーカフェ・新しい癒しの場所です
ホームページ http://kamigaminomori.com/