天文学に基づき、その年によって祝日や祭事の日付が変動する日本……。
そこには、新暦となった今でも
本来、季節の移り変わりが持つその波動をエネルギーとして感じ
大切にしてきた智恵があります。
忌み、穢れを祓い、恵みに感謝
それが日本の行事の大基本。
神道、仏教、陰陽道など歳時記に凝縮されているのは日本のスピリチュアルパワー!
初詣から大晦日まで暦に沿って神と自然のご加護にあやかりましょう。
3月【 弥生 】〜March〜
春夏秋冬の名のとおり春はすべての始まり水の浄化力が強い時期です。
祈りを水に注いで!
開運★コラム 始まり&上昇パワー お水取り
Step①
お水取りを行う前日は、肉などは食べず、丁寧に入浴して心を清めます。
Step②
新月(2012年は3月22日)の日の出前に吉方位へ水を汲みに行きます。その間は誰とも会話を交わさないこと。
Step③
9日間、起床後神様に感謝をしながら、誰とも口をきかないうちに飲用します。
3/1〜14 修二会(お水取り)
己の欲を仏の御魂で洗ってもらう
私たちが生きる上で過去に犯してきたさまざまな過ちを本尊の仏前に懺悔する修二会。参加をせずとも、その法式に心で参加する懺悔文をご紹介します。
「私が今までにおかしてきた数々の過ちは、すべて限りない過去からの、貪り(むさぼり)、瞋(いかり)、癡(無知)により、私の身体が言葉や思いを通しておかしたものです。私は今、これらの過ちを、全て残らず告白し許しを請います」(東大寺)
3/20 春分
自然を称え将来のために努力する
昼夜の長さが同じになり、西洋占星術ではこの日がおひつじ座の始まりとなります。マヤ歴でも地球の正月は春分の日だと言われてきました。なかでも20日の0時(19日24時)がもっともエネルギーがパワフルになる時間。この時間に汲んだお水(神社や湧水ならさらに良し)は浄化に! 正午には、外で太陽のパワーを取り込みましょう。
TRINITY41号より