キラキラネームに思うこと〜子どもが異世界とアクセスする先〜

虐待されたり幼くして亡くなることがなかったとしても、いちいち名前を聞かれること・名前を訂正することって結構ストレスになるみたいですね。

誰かが川で「助けて、うちの紗音瑠が溺れてる!」と助けを求められている時に、それを某ブランドバッグと勘違いして「バッグを川に落としたのか。あれ高いもんな、そりゃ取り乱すよな」と思い込んで何もせずに立ち去ったら……それだけ救命の初動が遅れてしまいます。
そういう悪循環が起きやすいのかな? とも思いますが、それにしても何か釈然としない怖さがありました。

 

<キラキラネームを推奨される職種から見る、キラキラネームの本来の意味とは>

キラキラネームについて考えているkinaに新しい視点を与えてくれたのは、とある占い師さんのこんな一言でした。
「占い師や霊能者は、逆に本名以外でキラキラした名前をつけるべきって言うよね〜」と。

本名以外のキラキラネームが推奨される職種といえば、占い師や霊能者以外で考えたら、伝統芸能も含めた芸能界ではないかと思います。

むしろ占い師や霊能者の方を連想する方が少ないかもσ(^_^;

芸能の成り立ちを考えたら、少なくとも日本の芸能に関しては神に捧げられるもの、死者の霊を慰めるものから派生してきたものです。

占い師や霊能者は、もちろん神にアクセスしてメッセージを伝えるお仕事です。
本名以外にキラキラネームが推奨される芸能と占いは、「より神に近い場所、この世ではない場所に接触が求められる」という点でも共通点があったりします。

キラキラしている名前は異世界にアクセスしやすいのかもしれません。
キラキラネームである能や歌舞伎役者、占い師として「この世ではない場所」にアクセスしたとしても、それは「キラキラネームである自分」としては推奨されるべきことですし、「現世にある本名」が別にあるから「キラキラネームな自分」をいくらでも量産して(ぉぃ)異世界に行ってもらっても戻ることができるけれど、「キラキラネームしか持っていない子ども」の場合、キラキラネームで神様に呼ばれるまでは良いけど、キラキラネームな本体が持っていかれるから現世に戻って来れない=死……というのがあるのかな? と思ったりしました。

ましてや、昔から「子どもは神様に近いところにいる」と言われて、七五三で人としての成長を喜ぶ儀式まで作られているわけですから、元々異世界に近いところに、さらにキラキラネームでより異世界にアクセスしやすくなっていた……なんてことを考えてしまいました。
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キラキラネームをつけられたお子さんのその後を見るにつけ、「キラキラネームはあまり良いものではない」と思ってしまいます。
虐待されたり幼くして亡くなることがなかったとしても、いちいち名前を聞かれること・名前を訂正することって結構ストレスになるみたいですね。

なお、キラキラネームをつけられたことで日々の生活に何かと支障があったとしても、15歳以上になったら家庭裁判所で親の承認を得ずに名前の変更ができるようになります。

また、キラキラネームをお子さんにどうしてもつけたいご両親の立場の方は……お子さんを虐待せず、きちんとご飯を食べさせ、チャイルドシートはしっかり装着して安全運転をすること、子どもだけで留守番をさせないことを徹底したら大丈夫なのかもしれません。

……普通の親御さんなら実行していて当たり前のことを言ってるだけのような気がしてなりませんが……(-_-)。

 

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