ちなみに、容姿端麗ではない人は最終的に何をやってもダメなのか、認められないのかという意味ではありません。
外見と幸福度に必ずしも因果関係があるわけでもありません。
クジャクの羽根と同じです。
まずは自分が相手の視界に入らないことには話が進まないのです。
手っ取り早く目立つのは外見なのです。
人を見た目といっても容姿の形状だけの問題ではありません
でも、そんなに不安がらなくても大丈夫です。
みんながみんなモデルのような容姿端麗な人たちということもありません。
男性でも女性でもケバケバしければいくら目立っても逆効果です。
「自分を良く見せることしか考えてない人だな……」と思われたら信頼されません。
あくまでも爽やかな見た目を演出する必要があるのです。
たとえば姿勢、ジェスチャーも見た目の評価に含まれます。
猫背だと印象は悪いです。
ビシッと立っていたらカッコ良いですよね。
でも、胸を張って堂々としたイメージを出そうとしても、ふんぞり返っていると思われてしまうと怖がられてしまいます。
海外の研修講師のような魅せ方を極めたジェスチャーなら好印象ですが、しゃべりながらよくわからない動きをしている人は怪しいです。
どんなに顔が美系でも、身体を掻きむしっている人はメンタルが不安定な見た目に映りますよね。
そう考えると、それらの変な癖を直すトレーニングを日頃から積んでいると、見た目の印象もグッとよくなります。
人を見た目で判断してはいけない!
それはそうと、最終的には人は見た目「だけ」で判断してはいけません。
時々、このような相談を受けることがあります。
「私、なんだか、いつも怒られて(or嫌われて)いる気がするんです……」という内容です。
よくよく話を聞いていると、実際は怒られているわけでも嫌われているわけでもない気がすることが殆どなのです。
当たり前ですが大人社会は誰かがチヤホヤしてくれるということはまずありません。
みんな、それぞれ忙しいですし、相手をチヤホヤすることよりも、一緒に良い結果を出すことに集中したいと思っていますからね。
それがなんとなくわかると「別に、嫌われてるわけじゃないんだな」と安心できるのですが、知らないと相手が怖く思えるようです。
「いつも顔が怖いんです……」
「いつも気だるそうに話しかけて来るんです……」
「眉間にしわが寄ってるんです……」etc……。
確かにそれらを常にやられると自分が何かやらかしてしまったのではないだろうかという気持ちになるのもわかります。
ただ、人間は集中しているときは特に笑顔ではないのです。
怒っているのではなく真面目なだけだったりすることも多いです。
気だるそうなのは、本当に気だるいか疲れているのだと思います。
よそ行きの顔の時はビシッとするかもしれませんが、仲間だと思うからこそ気が抜けているだけかもしれません。
必ずしも不満をぶつけたいわけではないのです。
眉間のしわに関しては目が悪いか、疲れているだけかもしれません。
睨みつけているのではありません。
だから、それらの見た目で「私を敵視している!」と勘違いしないように気をつけて下さい、本当はとても良い人かもしれません。
ただし、逆に言うと自分も気をつけないと相手に誤解を与えてしまうかもしれません。
やる気がない人と勘違いされてしまったりしたら大変です。
さすがに年上の人や身分の上の人に意見しづらいとは思いますが、自分自身が相手に与える印象は自分次第である程度コントロールできます。
自分の印象を相手にどう与えるかで、人としての評価もだいぶ変わってきます。
人は見た目「だけ」で判断してはいけません。
でも、人は見かけを重視します。
だから、どちらも大事なのです。
相手をどう認識するか、自分はどう思われたいか。
冷静に客観的に見て立ち振る舞ってみて下さい。
きっと人生が変わってきますから。
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