今が旬! そら豆を食べて心も身体も健やかに!

ぜひ、美しい日本の四季を、旬の食材と共に楽しんで下さいね。
今が旬! そら豆を食べて心も身体も健やかに!

小満の象徴、そら豆

「小満(しょうまん)」とは、何のことかご存知でしょうか。あまり聞いたことがないかもしれないので、簡単にお話します。

日本には季節を細やかに感じる、昔ながらの暦があります。太陽の運行をもとに、1年を二十四に分けた「二十四節気(にじゅうしせっき)」は季節の指標となる大切な暦です。

「立春」、「立夏」、「立秋」、「立冬」を区切りに季節を4つに設定し、それぞれの季節を6つ節気に分け、季節を正しく把握するために「二十四節気」は使われてきました。

5月上旬に迎えた「立夏」が過ぎ、今の時期は二十四節気では「小満」にあたります。「小満」は5月21日頃から6月5日頃で、太陽を浴び、万物がすくすくと育つ季節です。

この時期の象徴とも言える食材にそら豆が挙げられ、親しまれています。そら豆の旬は桜が咲いた2か月後とも言われています。そう、まさに今が旬なのです。

旬の食材は、季節ごとに私たちの身体に必要な栄養を届けてくれます。また、旬の食材は、その時期に身体が欲する食材なので、とても美味しいのです。ぜひ、季節ごとに異なる旬の食材を楽しみながら食べて、心も身体も健やかに過ごしていただきたいと思います。

今回は今がまさに旬のそら豆についてお話します。

 

そら豆? 空豆?

そら豆はヨーロッパでも比較的身近な野菜として親しまれています。フランスでは「FEVE(フェーブ)」、イタリアでは「FAVE(ファーヴェ)」と呼ばれています。

和名の由来はサヤが空に向かって実ることから「空豆」と言われています。また、蚕を飼う初夏に食べ、サヤの形が蚕に似ていることから「蚕豆(そらまめ)」という字があてられています。

それ以外にも「天豆(てんまめ)」と書かれる事もあります。これは、空=お天道様を向いて実がなるということ、もしくは「蚕」の字に「天」使われていることから、これらを省略してこう呼ばれたと言われています。

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そら豆は栄養満点!

① たんぱく質が豊富
そら豆には、他の豆類と同じように植物性たんぱく質が含まれています。たんぱく質は体内のあらゆるもの(筋肉や血液、内臓など)を作るために必要な栄養素です。動物性たんぱく質に比べ、植物性たんぱく質はコレステロールや飽和脂肪酸の含有量が多くありません。そら豆は、これらの数値が気になる人におススメの食材です。

②ビタミンが豊富
そら豆は、夏バテ予防に効果的なビタミンB1、細胞の成長を促すビタミンB2、風邪予防に効果的なビタミンCなど、ビタミン群の含有量も豊富です。

③カリウムも豊富
そら豆には、塩分を排泄する役割があり、高血圧に効果があるカリウムが豊富に含まれています。

④ミネラルも豊富
そら豆はミネラル(マグネシウム、リン、鉄分など)が豊富に含まれています。マグネシウムは骨の成分でもあり、血圧を調整する働きやイライラの解消にも効果的です。

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そら豆の選び方

そら豆は、さやの緑色が鮮やかで艶があるものを選で下さい。茶色くなった部分や筋が茶色くなっているものは鮮度が落ちていると考えて良いでしょう。

また、ふっくらと膨らんだものを選んで下さい。触った時にしっかりとした弾力があり、持った時に重みを感じるものを選んでください。

 

そら豆を美味しく食べるには

そら豆は鮮度が命です。美味しいのは「収穫してから3日以内」と言われる程です。買ってきたら出来るだけ早く、その日の内に茹でて食べましょう。すぐに調理できないときは、さやごと新聞紙に包んで、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

さやから出して売られているものは、手間が省けますが、その分劣化が早いと思ってください。
そら豆はさやをむいて、すぐに茹でるのがベストです。お湯を沸かしながらさやをむく位のタイミングで大丈夫です。たっぷりのお湯に塩をひとつまみ加えて、2〜3分を目安に一気に茹でます。

そら豆の皮に少し切れ目を入れて茹でると良いでしょう。塩もよくなじみ、ふっくら仕上がり、皮もむきやすくなります。

シンプルに塩茹でする以外に、「焼きそら豆」もおススメです。さやが付いたまま、オーブンやグリルでさやが焦げるまで焼きます。フカフカしたさやの中で、豆が蒸し焼きの状態になるので、味や水分が逃げません。

 

旬の食材と共に四季を楽しもう!

旬の食材は、四季を感じさせてくれます。昔と違って、今はいつでも好きな食材が手に入り、旬の食材が分かりにくいこともありますが、自然の中で育った旬の食材は美味しいだけでなく、栄養価も高く、おまけに安価で手に入るので、お得感しかありません。ぜひ、美しい日本の四季を、旬の食材と共に楽しんで下さいね。

 

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