「愛されない」「認められない」の根っこ
〇〇してくれない……というお悩みはよくあります。
返信してくれない
話を聴いてくれない
大事にしてくれない
愛してくれない
認めてくれない……などなど。
こんなふうに「〇〇してくれない」と感じるとき。根っこには被害者意識があります。
……と言うと
「いや、私は旦那が冷たいのには慣れているので、もう気にしていません」とか
「私はフトコロが広いのででーんと構えてます」とか
「彼を愛しているので、そういうところもすべて認めているのです」なんて言う人もいますが、
それって本当に平気なのでしょうか? 実は心のどこかでガマンしてませんか? 強がってませんか?
自分の感情に気づきましょう
長い間、自分を抑えること、感情にフタすること、見て見ぬフリをすることをやってきた人は、そうすることが板についていて本当の思いを感じたくないから、「大人な私」「懐の大きい私」という態(てい)をとっています。
そういう人って実は、内側にマグマのような 怒りを隠し持っているんです。
それをずっと抑えてきたので、一見クールに見えたり、大人の女性に見えたりしますが、実はものすごい怒りが心の中にたまっています。
私のセッションでは、小さなころの自分に戻るワークがあるのですが、ほとんどの方はその怒りの種が幼児期にあります。この間セッションをした方は、赤ちゃんの時に怒りの種がありました。中には胎児のときに怒っていたという人もいます。これが脳の感情回路をつくります。
「私は〇〇してもらえない」「〇〇された」という脳の回路、これが被害者意識のモトです。
私達はこの回路で世界を見ているのです。
特にその回路が現れやすいのがパートナーです。
体は大人なのに、幼少期にできた脳回路でパートナーの言動に反応しているのです。
知り合った頃は、新鮮だし、自分を良く見せようとして「社会的な顔(理性)」で接しますが、だんだん親しくなり、距離が近づいてくると、理性が負けて感情に支配されることが多くなってきます。
冷静に自分を観察してみたら、「〇〇してもらえない」「〇〇された」という被害者意識は、いつも同じパターンで出てくることがわかります。
もう、笑えるほどに同じパターン、同じ回路を使って、パートナー(恋人だったり夫だったり)を見ていることに気づくと思います。
人間関係が上手くいかない原因はそこにあります。
逆に言えば、そのパターン(回路)を変えれば上手くいくのです。
しかし、ややこしいのが、そのパターンを好き好んで使ってる場合もあるということです。
これに気づいてない場合はやっかいです。
悲劇のヒロインがやめられないワケ
被害者になるパターンって実はおいしいのです♡
被害者でいたら……同情してもらえるし、寄り添ってもらえるし、自分は弱いままで人をコントロールできるし、エネルギーを出さなくてもいいし、お世話してもらえるし……
ホント、被害者意識は蜜の味ですからね!
つらいつらいと言いながら、悲劇のヒロインを辞められない人は、このメリットを享受しているわけです。
まるで子どもの遊びですね。
このパターンを本氣で「変えたい!」と思った人、そして「変える!」と肚(はら)決めした人だけが、人生の主導権を握れるのです。
被害者を辞めるということは、自分で人生の舵を取るということです。
被害者意識から抜け出して、自分の人生を望むように創っていくことで、人は生まれ変わります。
もう子どもの遊びは堪能したでしょう。
これからは、大人の脳で、子どものような好奇心をもって
自分の足で歩いていくことが大切です。
そうすれば、生まれてきて良かった! と心から思えるあなたになりますよ。
いつも応援しています。
自己宙女子ブログ
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