まさかのがん告知に慌てないために、自分にできることは何か

一人でも多くの方が人生を喜びと共に生きることができるように、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

現在は、13人に一人の女性がり患するといわれている乳がん。芸能人の方のニュースなどで、他人ごとではないと感じられる方も多いのではないでしょうか。まさかのがん告知を受けて、途方に暮れてしまったり立ち直れないほどのショックを受けてしまっても、がんからのメッセージを受け止められると、内なる治癒力に火がともるのです。

私がり患した11年前には30人に一人の女性が乳がんを経験すると言われていました。
術後に感じたことは、がんは腫瘍を切除して終わりなのではなく、そこからが始まりということです。
三大治療といわれる放射線、抗がん剤治療に加えて、乳がんの場合は予防のためのホルモン療法で女性ホルモンを強制的に止めますので、更年期様症状にもなりますし、リンパ節を切除していれば、リンパ浮腫の危険性は常にあるわけです。

そういった長いスパンでの治療が続くわけですから、再発を恐れるあまり行動が制限されている方もお見受けいたしましたし、『病は気づき』とばかりに活動を開始したわたくしに、当時『治ったわけでもないのに、あまり目立った行動は控えるべき。』という看護師のアドバイスがあったりもしました。

確かに、翌年からピンクリボンでの活動とマスコミの取材を受けたり、協賛企業の推薦でがんサバイバーとして、ニューヨークでの会合に参加したり、日本に戻ってからは、その報告とハリウッド女優とのお茶会出席など、ある時期は予防啓発にかなり力を入れていました。

それは何より早期発見の大切さをを訴えたかったからです。

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がん告知をされても、自分でできること

そんなある時、本当に訴えたいことは『がんは生き方の転換である。』ということに気づき、最近よく聞かれるようになった内なる心の声を聴く。ということが、常日頃からの健康への心がけであると確信し、潜在意識と顕在意識のずれが体調不良の要因であり、未病の段階でそれらに気づく事の必要性を伝えるためにヒプノセラピー等によるメンタルフォローが、わたくしの活動の主流となっています。

さて、がんは生活習慣病であり、食事に気を配ることは昨今では常識となっておりますが、それらはあくまで、外から内へと取り込むものです。その病になった個々人の背景には医療も触れてくれません。それにしても告知を受けた段階において、人は自分のことを責めてしまいがちです。何の行いが悪かったのだろうかなど、反省してはネガティブな思考の渦に巻き込まれて、抜け出すのが難しいメンタルの状態に、容易になってしまいます。

そうなると、なかなか違った視点から物事を見ることができなくなってしまいますよね。そんなときはぜひ、この言葉を思い出してみてください。

『がんはあなたの人格を否定するものではなく、元は単なるあなたの細胞であった。がんは体の訴えを、あなたに気づいてもらうべく、表れてくれただけなのだ。』

すると、がんは敵ではないということ、病と闘うということは違うわけです。
そこには、あなただけの答えが内側にあるはずです。