日本の伝統から紐解くフード(風土)ヒーリング 季節をめぐる食ベ物と食べ方 その2 春の時期

季節

私たちが住んでいる日本国土のほとんどは、急斜面で河川が多くあります。
水が豊富で、湿度も充分にあり、いつでも安心な水が飲めますから有り難いことです。

この土地で健康に生きていくと言うことは、この環境に順応していくことですね。
日本の季節の環境を観察すると、どんな食事をしたら良いのかがわかります。

 

まずは健康チェックをしてみましょう。

みなさん、こんな症状がありませんか?
半分以上当てはまると、春タイプになりますよ。ではチェックしてみましょう。

身体的要素
・生理痛がある
・朝がだるい
・筋肉痛がある
・ドライアイ
・花粉症

心的要素
・イライラする
・怒りっぽいまたは怒るのが苦手
・うつ病
・扇風機など風が嫌い

食癖的要素
・薬、サプリを常備薬として使う
・ドーナッツやポテチ・牛脂など油っぽい物が好き
・ごはんよりおかずを多く食べる
・お酒好き

いかがでしょう?
いくつ当てはまりましたか。
少し気を付けることで体調が整いますよ。

 

春の季節の特徴を知りましょう。

季節

春には草木や昆虫、動物たちは冬眠から目を覚まして活動を始めます。
たっぷり蓄えていたエネルギーを今使うときです。
元気に成長していく草木たちのエネルギーは、私たちにも元気を与えてくれますね。

寒さで凍えていた動きの悪い細胞たちも目覚めて動き出します。
すると溜まっていた毒素が表に出てきます。
これが、花粉症です。

本来は、毒素を出して体内のお掃除をしてくれるありがたい症状だったのです。
だから、毒素を溜めないように身体を動かしたり、食事に気をつけることで楽になりますよ。

私も学生時代に鼻炎の薬をしょっちゅう飲んでいました。
それは今で言う花粉症のアレルギー薬だったことを知り愕然としました。
自分や家族は、風邪だとばかり思っていましたからね。
今は風土ヒーリング食を継続しているので、薬のお世話にならずに過ごせています。

外では、春風がピューピュー吹き荒れて、冬に落ちていたゴミも何処かへ飛ばされていき、周りがキレイになりますが、これと同じ事が身体の中でも起きているのです。
肌が風に当たると嫌というのも、毒素(リンパ液)が舞い上がるからでは無いでしょうか。

 

立春を過ぎたので春を迎える準備をしよう!

家の中の特にリビングやキッチンが雑然としてきて、汚れ物やしまい忘れが溜まってくると、空気がよどんでしまい、気の流れが悪くなり、場の質が劣化していきます。
なので、幸せ感がほど遠くなっていき運も逃げてしまいます。
身体の中も同じ事が言えます。
寒い冬の間に運動などせずに食べてばかりいませんでしたか。

ではどのようにしたら幸せ感が高まり運が良くなるのでしょうか。

 

春の伝統的な食材と食べ方を知りましょう。

季節

春には春の食材と食べ方があります。
季節に合わせた料理をいただくことで、幸せ感や運が良くなりますよ!

苦味があり、香りの強い野菜が出始めています。
セリ・三つ葉・春菊・アイヌネギ・フキノトウ・ヨモギ・タケノコ・菜花・ニラ・キャベツ・アスパラガスなどの野草・山菜が出てきます。
そしてこの少しの苦味が美味しい時期です。

冬の寒さに凍えていた細胞達も段々と温かくなってきたらゆるめたいな~と、こういう食材が欲しくなりますし、身体の大掃除に大変良いことです。
冬のあいだに溜ってしまった老廃物を溶かして流してあげましょう。

ビタミンB群が豊富な玄米や麦類の穀物に、肝臓さんの働きを助けてもらうのも良いことです。

冬よりも軽い調理の蒸す・茹でる方法で、カラダとココロをリラックスさせてあげましょう。
味つけは、酸味を少々摂ると良いでしょう。
柑橘類が美味しい時期です。
サラダや和え物に酸っぱいイチゴやミカンを混ぜ込んで食べてみてください。
酸っぱいと言えば、梅干しですね。
梅干しおにぎりで暖かい日はピクニックもステキです。
ちょっと散歩や運動をして身体の新陳代謝を促してあげましょう。

最後までお読み下さりありがとうございます。

食事を整えて、身体の中から美しく幸せで健康に暮らせますように。
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