こんにちは。ビューティーヘルスライターでセラピストのM.machikoです。
12月に入ると街はクリスマスモードでいっぱい。
そして年末まであっという間ですね。
2015年最後の月、あなたは今どんな気持ちですか?
ワクワク、ドキドキ、ソワソワ、人それぞれですよね。
クリスマスは社会人なら仕事していることが大半だけど、好きな人がいる方は、心のどこかでちょっぴりドキドキするようなクリスマスを過ごしてみたいな……なんて乙女な妄想してしまうこともありますよね。
この気持ちは女性だけでなく、好きな人がいる男性も同じだと思います。
さて、12月ということでクリスマスをテーマにしてみましたが、特別な日でなくても、どんな時代や社会でも、人は恋をして幸せを願うことは普通です。だけど、簡単に実らないのが恋のおもしろいところ。そして、恋をする人は相手の心を自分に向けさせるための方法がないか、と思うようになります。
そこで今回は、可愛らしいハーブの魔法“愛の飲み物”コリアンダーのレシピをご紹介したいと思います。
クリスマスパーティーや忘年会などにオリジナルスパイシードリンクとして準備してみてはいかがでしょう。
<材料>
・ コリアンダーの実 7個
・ 白ワイン 1リットル
<作り方>
コリアンダーの実7個をすり鉢にいれてすり潰します。そのとき「あったかい実、あったかい心、ずっと仲よくしてね」と3回唱えます。
それを1リットルの白ワインに入れてよく混ぜ、10分ほどおいたら好きな人に飲ませます。
レシピ元:『魔女の薬草箱』西村佑子/株式会社山と渓谷社
また、コリアンダーの種をそのままワインに、あるいは細かくつぶしてホットコーヒーに入れて飲むと、ちょっとスパイシーな香りで活力が湧いてくるそうです。
タイ料理で知られているパクチーはコリアンダーの葉のことで、独特な香りが苦手な人もいるので、好き嫌いが出るかもしれません。もし、“愛の飲み物”に興味のある人はコリアンダー入り白ワインを試してみてもいいかもしれませんよ。
<歴史と効能>
コリアンダーの栽培は、3000年も昔にさかのぼります。もっとも古いところでは、エジプト第21王朝の遺跡でコリアンダーの種が見つかっています。古代エジプトでは、特別な存在だったようで“幸福のスパイス”と呼ばれていました。薬用や調味料としてはもちろん、軽い麻酔のような作用があり、睡眠薬などとして用いられていたようです。
花言葉は、“隠れた美点”。12月12日の誕生花で、土星の支配下にあります。
効能としては、緊張やイライラを解消。胃液の分泌を促進し消化をスムーズにし、食欲増進に働きかけるなどがあります。
<逸話>
あるヨーロッパの本草書には、コリアンダーは惚れ薬と書いてあるものがあります。ただし、効き目があるのは、月が欠けているときに摘んだものだけです。
また、『アラビアン・ナイト』の麻酔薬(ハシシ)売りは、愛のおまじないにコリアンダーを使っていたと記されています。
愛の魔法以外にも、生理不順や更年期障害の改善や、出産時の痛みを和らげてくれるなど、女性特有の悩み改善にも活用されています。子どもを授かりたいと願う女性は、13粒ほどのコリアンダーの種を左の太ももに巻くとよいと考えられていたそうです。
また、コリアンダーと同じ作用があるのは、“セージ”です。ちょっとクセのある香りだけど、香辛料として人気が高く、スーパーで手軽に手に入ります。
17世紀の植物学者、ニコラス・カルペッパーは、妊娠したい女性は、「セージのジュースに塩を入れて、夫と夜の生活をする前に4日間飲み続けなさい」と言ったそうです。
引用元:『ハーブの魔術 MAGICAL HERBS』マーガレット・ピクトン/作品社
2015年もあと1ヶ月。
忘年会などの飲み会やクリスマスパーティー、女子会……。
今月はみんなで集まって思いっきりはじけちゃいましょう。
12月はがんばった1年のご褒美をする月。そして、次の年をハッピーに過ごすための大切な時間です。
来年もスペシャルな1年になりますように☆