ココロセラピストが語る!?『引き寄せの法則』ザ・ビギナーズ~色々試したけど、やっぱり難しい?~

引き寄せ

引き寄せの法則が難しい。

引き寄せの法則を試してみても、なかなか難しい。なかなか思い通りにならずに困惑している。やればやるほど、自分は引き寄せの才能がないのではないかと悲観的になってくる。もしかしたら、そんな人も案外多いのではないだろうか。何故、そんなふうに思うかというと、かつての僕がそうだったからだ。だが、そこで悲観的になってしまうのは言うなれば自虐だ。皮肉だ。

何故なら、その悲観的な感情が、更なるネガティヴな自己肯定感を引き寄せてしまうからだ。嬉しくもなんともないかもしれないが、残念ながら引き寄せ大成功なのだ。つまり、引き寄せの法則が難しいのではなく、違うものを引き寄せる癖がついてしまっていることが問題なのだ。

焦ると変なものを引き寄せる。

焦りは禁物だ。焦ると望んだ結果は得られない。たとえば「秒速で億を手に入れる」という引き寄せをしても僕が思うには、まず成功しない。これは、度々お伝えしているので、そろそろ理解できているころだと思う。たぶん、お金に困っていなければ、そこまで焦って大金を望まないのではないだろうかと思う。焦っていると邪念が入りまくるので、引き寄せは失敗する。潜在意識のネガティヴで否定的な感情だけが強まり、そっち側の何かを引き寄せてしまうのだ。

喧嘩した友達と秒速で仲直りしようとしても、秒速で仲直りは、まずできない。時間が解決してくれることもあると思うが、それは秒単位の話ではない。花を一瞬で咲かせることもできないのと同じなのだ。花の種を手に入れて、水と光と二酸化炭素を与え、じっくりと待つ。キレイな花を咲かせるのを信じて待つ。引き寄せとは、なんとなく時間を超越したイメージがあるが、すなわち秒速の秘術というわけではない。

「何分ですか? 3分ですか?」とか、そういう発想が愚問なのだ。引き寄せのセッティングが終わったら天に委ねるのだ。委ねていなければ、おそらく望んだ結果は得られない。

引き寄せに慣れていないと副作用もある?

これはレアケースかもしれないが、念のため僕の失敗例を話しておこう。僕も、この焦りの概念を知らずに引き寄せをあれこれ試していた時期がある。すると、動悸がしてきて、具合が悪くなってしまったことがある。一度や二度ではない。数えきれないほどだ。たぶん、焦りすぎていたことと、直ぐに結果が出ないことを「どうせ引き寄せなんか、できないんだ」という思い込みが不安を増強させてしまい、望んだ結果を引き寄せられなくなり不安なっている状態を引き寄せてしまったのだと思う。

副作用、と書いたが、よくよく考えれば副作用でも何でもなく、焦って自滅しているだけの話だ。引き寄せの法則の危険性を強調したいわけではない。仮に僕のようなタイプの人がいた場合には、引き寄せの法則以前に、呼吸法を身につけることをお勧めする。脱線してしまうので、詳細は語らないが、色彩呼吸法などを試してみると良いと思う。

色をイメージしながら、リラックスした状態と安定した呼吸ができるようになると、引き寄せが、若干やりやすくなる。ちなみに、焦り以外にも怒りっぽい人なども、変なものを引き寄せてしまう可能性があるので、安定した精神状態を作り出すために、呼吸に意識を向けて気負わない程度にトレーニングをしてみて欲しい。

無理に引き寄せる必要はない。

引き寄せがうまくいかない人は、実は不要なものを無理に引き寄せようとしている可能性も考えられる。これも、わからなくはない。成功体験がないと自信につながらないからだと思う。「自家用ジェットを引き寄せて、本当に引き寄せられたら引き寄せの法則を信じよう!」的な発想になってしまっているのではないだろうか。でも、それは不安の裏返しで焦りにつながっているだけに思える。さらに本心では別に自家用ジェットを強く欲しているわけではないと思うのだ。

引き寄せに根拠を求めるのは、あまりお勧めしない。理屈がないわけではないが、あれこれ考えるからわからなくなるということもある。ムカデは、歩くとき、どうやって自分が足を動かしているかを考えているわけではない。改めて考えると、足がもつれて歩けなくなってしまうかもしれない。それと同じだ。なんだかわからないけど、気が付いたら、そういうふうに動けていた。そういうことなのだ。これは、引き寄せも同じだ。

地味で楽しい引き寄せ。

大がかりな引き寄せをしなくても、本音を言えば自分のQOL(生活の質)が満足のいくものであれば、それで幸せではないだろうかと僕は思う。僕もお金は大好きだし、ウェルカムだ。でも、お金が増えまくっても、割に合わない仕事量になってしまったら、幸せとは言えないし、僕はそんなものは要らない。大事なのはバランスだと思う。心身が健康でいられる状態をキープしてこその幸せだと僕は考えている。もちろん、これは持論なので、あなたにとっての幸せと同一だとは言わない。

余談だが、僕はお金は欲しいが、お金をあまり必要とせず、のんびり暮らしたいという思いも強い。だから、というわけではないのだが、僕は最低限のお金以外は持ち歩かない。財布を持たずに外出することの方が多いくらいだ。のどが乾いたらどうするとか、そういう問題は、水筒があるので、水でも入れていけばいい。そうすると、無駄な出費は避けられる。地味にお金を貯めるなら節約がお勧めだ。

「お金を持っていないと不安だ」という不安が薄れてくると、あまり細かいことは気にならなくなってくる。本当に欲しいものが出てきたら、財布を取りに行けばいい。売り切れて困るようなものもあるかもしれないが、本当は、それさえも実は、なくても困らないかもしれない。という生活をしていると、なんとなくだが、冷静な自分でいられるようになった気がする。

別にミニマリストを推奨しているわけではない。僕は昔ほど、良くはなくなったかもしれないが、物質もかなり好きなので、欲しいものはやはり欲しいし、買えるものなら買う。だが、浪費はしたくないので、その辺のバランス感覚を楽しんでいる。

たまにブックオフなどで、ものすごく興味深い本などを安く発見したら、改めて買いに行ったりもするが、その瞬間がまた幸せで「うわー。すごい本、引き寄せちゃった!」と自画自賛して喜んでいる。ふとした偶然から、自分がかつて欲しかったものなどに出会えると、少なくとも僕の中では引き寄せ達成感が満たされるのだ。

もしかしたら、引き寄せって、本当はそういうものなんじゃないかと僕は思う。だが、これは僕の例であり、やっぱりお金の0の数を増やした方が楽しいと思うなら、たぶん可能なので、そっちの引き寄せを試してみて欲しい。

僕にとって必要な引き寄せがあるように、あなたには、あなたにあった、よりよい引き寄せの法則があるとも思う。なので、微妙に個人差はあると思うが、理屈抜きで気楽にできる方法を引き寄せてみて欲しい。頭を柔軟にしていれば、なんとなく身体で(?)体得できるというか、気が付けば、脱ビギナーになっていると思う。





  

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