時代は変わった！
 　

時代の節目って、随時起きています。

「なんか、時代が変わったな……」といっても、西暦何年から具体的に変わったと言い切ることは難しいかもしれません。

スピリチュアル界隈では「水の時代の到来だねー……」なんて言っています。

これを信じるか信じないかは、はっきりいえばどっちでも良いです。信じたからといって人生が劇的に好転するわけでもないし、信じなかったからといって、致命的というわけではありません。

どっちでも良いのですが、ここで強調したいのは常に時代は変化し続けているということを改めて理解して欲しいということです。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす

おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし

たけき者も遂には滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ

はい。平家物語ですね。学生時代に暗記させられるヤツです。

風の時代がどうとかは、さておき、時代って常に変化してるんだよということを忘れない方が良いです。

その名前を口にするのもタブーになっているアレ。
 　

ここ数年、世界を大きく揺るがしている存在。その正体が謎過ぎるからか、世界や時代が未だに適切な対応を取ることができず、陰謀めいた話が耐えないアレ。

どのように解釈するかは自分次第だと思いますが、どう解釈しても必ずと言っていいほど、異論が飛んできそうで恐ろしいアレ。

いい加減にマスクを外したいけれど、本当に外していいのかどうなのか。本当に正解がありません。アレの効力そのものは知らないのですが、アレが僕たちに与えた心理的影響は本当にはかり知れません。

風の時代だから、かどうかは不明ですが、世界がアレにフォーカスするようになってから、確実に世相が変わりましたよね。陰謀かどうかは別の話として、もう半強制的に僕たちは、価値観や生き方を変えられたのではないでしょうか。

感謝の時代になると良いよね。
　

マスク着用についても、ちょっと意見すると炎上するくらい怖い時代なんです。

口に出してはいけないアレそのものも怖いですが、結局は人間同士の不安が肥大化して、意見が割れて揉めてしまうことこそが、怖いです。

こういうときって国の価値観に従えば良いのだとは思いますが、国もいまいち、どうして良いかわからないような気がします。

日本政府を批判したいわけじゃないです。本当にみんなが混乱しているんだと思います。

ただ、従来の価値観が必ずしも通用するわけではない時代に突入したという現実から目を背けない方が良いです。不安を煽っているわけではなくて。

「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉がありますよね。必ずしも全員が損をする時代ということでもないんですね。

IT業界は、時代の波に乗って来たんじゃないかなって誰もが思いますよね。じゃあ、これからはITに特化した時代になるのかっていうと、これも僕にはわからないです。

確かにリモートワークが流行ってきていますが、必ずしもみんなが、リモートワークでことたりるかというと、そういうことでもありません。少なくとも、自宅でPC作業をすれば、AI内蔵型ロボットが米や野菜を作ってくれて、なんて時代はすぐにはやってこないと思います。怪我や病気になってもリモートで救急車を走らせて治療してくれる、というわけでもありません。

少し前は「今はITの時代だ！」。同時進行で「医療従事者さんに感謝！」という言葉が流行りだしました。

ちょっと待ってよ、って感じなんです。

IT業界を進化させてくれた人、感謝してますよ。リモートを考えた方もすごいと思います。こんな時代に身を削って、みんなの健康を守ってくれている医療従事者さんたちも、心から感謝です。

でも、そうじゃないよね、って気づいたのか最近では「エッセンシャル・ワーカーさんたちに感謝です！」みたいに、微妙に表現が変わってきているんですね。

ITの人たちだけが生き残れるわけじゃない。病院関係者だけが頑張ってるわけじゃない。物流が止まってしまったら、僕たちは物資が手に入らなくなります。学校が機能しなくなったら若者たちが困ってしまいます。エッセンシャル・ワーカーさん、感謝なんです。本当に。

でもね、ライフラインに直結する仕事だけが感謝されれば良いのかっていうと、それもまた違うということに気が付いてくれたらなって思います。

なんで、今こそ、みんながみんなに感謝しないんだろうって思いませんか。

逆にいうとエッセンシャル・ワーカーさんたちは大変かもしれないけれど失業していないですよね。

つらくて去っていく人は当然いらっしゃると思いますが。でも、時代の影響で職を失ってしまった人たちは、頑張りたくても仕事がないんですよね。

みんながITか医療の業種に着けばいいって問題じゃないですしね。

みんながみんなドライバーさんや学校の先生になれば良いっていうわけでもないし。

たとえばですが、エッセンシャル・ワーカーに該当しない職種は今の時代に必ずしも必要ないのか、感謝しなくても良いのかっていうと、決してそうじゃないですよね。

優先順位の問題はあるとは思いますが、完全に消えても良い業界や職種って、そんなにないんじゃないかなと思います。

今まで、みんなが頑張って来てくれたから世界は回っていたんだと思いますし、これからもそうだと思うんです。

だからこそ、今まで頑張って来てくれたすべての人たちに感謝をするっていうのが僕は良いと思います。

今、何らかの事情で職を失ってしまったり、収入を失ってしまった人が自業自得かというと、絶対にそんなことはないと思うんですね。人生って運の影響も確実にあるし。

まさかとは思いますが「前世で悪いことをした人が現世で、罰を受けている」とか、言いませんよね。一生懸命生きている人に、そんなことを言ったら僕は申し訳ないですが本気で怒ります。

「こんな時代だけど、みんな一生懸命、頑張って生きていて偉いね」って、むしろ労ってあげたいとは思わないのかなって思います。

「つらい時代かもしれないけど、みんなで乗り切ろうね」って応援してあげられる心の持ち方ができたら素晴らしいですよね。

自分の事を棚に上げて「コ〇ナ対策はどうなってるんですか？」と、根掘り葉掘り聞いてくるクレーマーとかって、いっぱいいたじゃないですか。

不安なのはわかるんですけど、「じゃあ、あなたは、なんでこんな時代に一生懸命働いてくれている人たちに、そんな上から目線で物を言えるの？」って感じですよね。

みんな一生懸命なんです。この期に及んで「お客様は神様です！」的思考で上から目線で生きていませんよねって話です。

これからの時代は、そうではなくて「自分は自分や他の人のために何ができるんだろう？」という価値観が必要になってくると思います。

世界で一番偉いのは自分って思っている時代はもう終わったんです。

自分も大なり小なり世界に、社会に影響を与えているんです。

大した役にも立ってないのに偉そうにご意見番みたいにブーブー言うだけのクレーマーは、今後は淘汰されていくと思います。そういう時代は終わったから。

え？　僕？　すみません。もっと謙虚に生きます、はい。

こんな感じで、従来の価値観がどんどん音を立てて崩れてくると、みんな混乱します。

価値観もさらに多様化してくると思います。誰の言葉を信じて良いのか、判断も難しくなります。

誰かのせいにして生きていけるほど楽な時代ではなくなってきます。

風の時代は、みんなそれぞれが見えないものに価値を見出す時代と言われています。

幽霊とか魂とか電波とかネットとか、必ずしもそういうものだけのことではないと思います。

人と人との関係性だったり、思いやりだったり、支えあいだったり、助け合いだったり。違った価値観の人たちと、みやみやたらと戦うのではなくて共生していくことだったり。

急に時代が変わると、落ち着くまで若干時間はかかるかもしれません。

でも、それまでに僕たちができることもあります。

それは、自分の心をより豊かにすること。

お金を貯めることも大事ですが、心も同じくらい豊かにしてください。

「みんな、ありがとう。私がこうして生きていられるのは、みんなのおかげだよ」ってみんなが思えるような、そんな時代に僕たちは向かっている途中なんですよ、きっと。

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