ココロセラピストが語る!?『セルフコントロール』とは? Ⅱ~たとえばこんな考え方はどうでしょう的な話~

セルフコントロール

セルフコントロールは大事だよ。

 

自分をコントロールできるとQOL(人生の質)が向上します。逆にいうと、自分をコントロールできない人っていうのは、QOLが下がります。要するに、望まぬ方向性に人生が進んでしまうということです。

たとえば、僕はココロセラピストなんて、偉そうな肩書を名乗っています。まぁ、自称といえば自称なので、箔がつくわけでも何でもないんですが。

それはそうと、そうすると、時々勘違いされて「……ということは、専門的な知識、あるいはスキルをたくさんもっていて、毎日がドキドキワクワクしてリア充な感じなんですか?」的なことをいう人もいます。とはいえ、僕の記事を普段から読んでくださっている方や、お話したことのある方は、僕が基本的にネガティヴで、豆腐メンタルであることを知っていると思います。期待外れだったらゴメンナサイ……。

毎日、ウハウハ人生なわけないじゃないですか。まず、それを受け止める。ここが人生を切り開くための最初のステップかもしれません。

 

海を想像してごらん。

 

たとえば、あなたが船員だったとします。バックグラウンドは想像してもしなくても良いです。そして、今、あなたは船に乗っていて、海の上にいます。目的地を見失ってはいませんが、周囲に大陸は見えません。

海といえば、波がありますよね。波が全くない海なんて想像できませんよね。じゃあ、波を自由自在にコントロールできるか。できませんよね。異能力者でもない限り。もしかして、ものすごく科学が発達すれば、可能かもしれないけど。少なくとも現時点では無理なんです。

同時に天候も操れません。急に嵐にでもなったら、波も激しくなると思うし、いろいろな支障が出ると思います。

じゃあ船員は運任せに生きていて、QOLが低いのでしょうか。そんなことないですよね。いくら海のプロフェッショナルでも、どうにもならない力をコントロールすることはできないんです。

でも船員は海に生きる人です。毎日、海にいてドキドキワクワク、あるいはウハウハでいられるかっていうと、そういうわけじゃないと思うんですね。

最近は、あまり例に出さないかもしれませんが、昔は借金の肩にマグロ漁船に売られそうになった的なエピソードってあったじゃないですか。あれって、海って危険がいっぱいで、大変なんだよっていうことですよね。といっても、マグロ漁船に乗ったことがないので真実は謎ですが、たぶん。

それでも、船員たちは、楽しいことや嬉しいこともたくさんあると思うし、辛いことも、悲しいこともたくさんあると思うんです。それが人生だと思うし。

ただ、彼らは波は操れなくても、波を読み、波の乗り、冷静な判断力で、数々の試練を乗り越えているんだと僕は思っています。いろいろな専門知識もあると思いますが、マインドセットが常に最適解を出すようにインプットされているんだと思います。

 

人生は安心も安全もないし、無条件の幸福なんて言うものないんだよ。

 

人間に限ったことじゃないけど、僕たちには実は何の保証もないんですよ。特に自然の力に対しては。地震、雷、家事、親父っていうじゃないですか。ちなみに、現代風にいうなら親父の箇所を、人間と置き換えても良いと思います。いわゆる人災のことだと思ってください。

自然をコントロールすることはたぶん、ものすごく難しいです。同時に他人の心を操ろうとする人も多いですが、実際は操るのは、めちゃくちゃ難しいです。というか、他人の心を操ろうなんてそもそも思わないでくださいね。

変えられるのは自分の心だけです。つまり、無条件で自分にとって好都合の環境が目の前に現れるとは限らない。危険はどこにでもあるってことなんです。

科学的に証明されていたり、常識化されているものだったり、物理的にコントロール可能なものであれば、いろいろ対処できるかもしれませんが、人生って、いつ何が起こるかわからないんです。

そうなると、悲しくなったり、辛くなったり、泣きたくなったりするときがあったって、ちっとも不思議じゃないんです。もしかすると、そんな状態が長く続く可能性だってゼロじゃないんです。

だからこそ、セルフコントロールを考え直す必要があるんです。セルフコントロールを考えたら人生が瞬時に好転するとか、そういうインチキな話じゃないですよ。必ずしも自己実現するとか、そういうことでもないです。でも、リスクを最小限に減らすことはできるかもしれないんです。そして、そんな中で、自己実現のヒントやチャンスが落ちていたら発見できるかもしれないんです。

 

セルフコントロールとは選択と決断。

 

自分をコントロールする方法ってたくさんあります。怒りをコントロールするためには6カウントするとか、あるんですよ。割とお勧めです。ただ、6数えている間に同時多発テロ的トラブルがあったら、怒りを沈めて冷静になっている暇さえなくなるんです。

となると、もう、その後の言わずに、理屈をこねくり回さないで逃げるってことが最善の時もあるかもしれません。

これって、どういうことかっていうと、自分の行き場のない怒りにフォーカスしてる場合じゃなく、自分の身を守ることにフォーカスしたんですね。怒りに対処するテクニックを大胆に捨てて身を守るということが最善な時もあるということです。

だって、本当にどうにもならない時って、とりあえず逃げた方が良いでしょ。怒りのコントロールを批判してるんじゃなくて、本能レベルで理屈抜きで動かなきゃならない時だってあるという話です。

逃げるっていうと、なんかペナルティがつきそうですが、たぶん、実際なんらかのペナルティってつくと思うんですね。ツケが回ってくるとか。でも、生きていれば、それに対する対処法も思いつくかもしれないし、行動に移せるかもしれません。

そうやって、常に自分なりに最善の策を考えて、決断して、行動に移す。失敗したら、また次の策を考えて、行動に移す。

心が折れそうになったら休む。5分でも休む。前にも話したかもしれませんが、僕は以前は、休日は遊びに行きたい派だったんです。でも、今は、疲れが抜けないので、そういう気持ちもありますが、遊びまくってしまうと、疲れが抜けなくなってしまうんです。じゃあ、どうするか。時間の無駄と思われようが何だろうが、引きこもって寝るんです。

忙しくて寝ていられない場合はどうするか。ほんのわずかな時間でも確保して休憩をとる方法を考えるんです。そして、それを実行するんです。

そうすると人生は100%好転するのか。しませんよ。ただ、ふてくされていたら、人生は好転しないんです。これもまた事実です。

天候、気圧などが運よく味方してくれるかもしれません。人間の誰かが味方してくれるかもしれません。でも、それは運です。もちろん、運を上げるための最低限の努力は必要ですが、確実に自然や人間を操ることはできませんから。

とにかく、小さなことで良いので、自分自身の考え方、解釈の仕方、行動をコントロールする習慣を意識してみてください。継続は力なり。

100%無条件で誰かが保証してくれる人生なんてありません。しかし、自分の人生を向上させる権利は、僕も、あなたも、ちゃんと持ってます。

今日が、何もない退屈な日だったら、今日という日が平和で安全だったことに感謝してみましょう。今日がつらい日だったら、そんな辛い日を乗り切れた自分を褒めましょう。自分の信念を持ちましょう。自分の直感を信じましょう。そして、都度、考えて、行動しましょう。

それが人生を好転させるセルフコントロールの極意だと僕は思っています。

 

 

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