ココロセラピストが語る! 311に関する話題とは? ~これからも忘れないで欲しいこと~

311

311にこだわらなくてもいいけれど。

この記事が掲載されることには311も過ぎていると思います。でも、せっかくなので311について書きたいと思います。

年に数回は防災訓練をすると思うのですが、それとは別に311にも、自分の中での防災意識を高めてくれると良いなって思っています。同時に「人生とは?」「人間とは?」「命とは?」「仲間とは?」ということについても考えるきっかけにしていただければと思います。

311は歴史に残る出来事でした。
中には今でも思い出したくないという方もいらっしゃると思います。311や地震、震災という言葉に抵抗を感じる方は、このページを閉じてください。そして、楽しいことを考えたり、リラックスしたりして心を癒してください。

 

何故311について改めて書こうと思ったのか?

例の震災とき、僕は幸運にも特に大きな被害はありませんでした。自分の身内や友人も無事でした。だからこそ、改めて、多くの方に伝えたいと思ったことがあるんです。

 

スピリチュアルが好きな人は特に意識して読んでください。

震災当時、ある人がこんなことを言っていました。「今回の震災で被害を受けなかった地域に住んでいる人たちは前世の行いがよかったんですよ」と。

これ、かなり大問題なんです。僕や被災しなかった方々の前世がどうとか、それって『今』そんなに大事なのだろうか、と思いますよね。

たぶん、僕、前世はそんなに偉大な存在ではなかたっと思います。同時に、被災された方々の前世の行いが悪かったなんてまったく思えません。だって、そんなこと誰にもわからないのですから。

前世に興味がある人はたくさんいると思うしロマンもあると思うんです。でも、前世があろうとなかろうと、僕たちは、今、この瞬間を一生懸命生きているんです。

人生は失敗の繰り返しです。偉人だって数えきれないほど失敗をしてきているんです。すべてが完璧な人なんていないんです。偉業を成し遂げたとしても、たぶん、そこだけフォーカスされているからカッコいいだけです。

人間だから相性だってあるし、関わりたくない人だっていると思います。でも、だからといって、自分がたまたま何の被害も受けてなかっただけで上から目線になり、被害を受けて涙を流している方々に対して追い打ちをかけるような差別的発言はすべきではないんですね。

スピハラは本当に危険です。スピリチュアルが好きな人は、なおさらこれを頭に叩き込んでおいてください。

 

震災に限らず人にやさしく。

震災に限らず、とにかくスピハラ癖のある人はこれを期に自分を戒めてください。そうすることで同じ失敗を繰り返さなくなると思います。
この手の話は、僕が直接聞いた話以外でも似たような話が結構たくさんあるようです。

もし、自分が被災もせず、何の被害も受けず無事に生き延びることができたのだとしたら、前世や今世の行いを自我自賛して喜ぶのではなく、無事だったことそのものを素直に喜べば良いと思います。

そして霊的にとか魂の向上とか因果とか、そういうことに強くフォーカスするのであれば、それはそれで構わないと思うので、少しだけ視点を変えてみてください。生き延びたからこそできることをしてください。

自己肯定感が高いのは良いですが、他人にも尊厳を持って接してください。未熟な人がいればサポートしてあげてください。弱っている人、困っている人がいたら助けてあげてください。それは決してスーパーヒーローを目指せということではありません。人を人として尊重し、自分にできる範囲で小さな善行を繰り返すだけでいいんです。大きな無理をしてまで何かをして欲しいわけではありません。

具合の悪そうな人に電車の席を譲ってあげるとか、その程度でいいんです。道に迷っている人に案内してあげるとか、そういう些細なことでいいんです。もっといえば、友人や仕事仲間に爽やかにあいさつしてあげるだけでいいんです。そういう地味な積み重ねが、自分自身のレベルをアップさせていくんですね。そして、長い目で見れば、それがQOLをあげていくんです。

 

日頃の行いが良い人が100%何のトラブルもなく生きられる保証なんてない。

天国の事はわかりませんが、今、僕たちが生きているこの世界の話をします。はっきり言い切ります。良い人が何のトラブルにも巻き込まれず、常に楽しく、平和で、しあわせに暮らせる保証なんてどこにもありませんからね。
繰り返しますが、だからこそ安易に、酷い目にあった人に変なレッテルを貼ってはいけないんですよ。

考えてみてください。優秀で良い同僚が辞めてしまったときってこう言いませんか。「なんで、良い人ほど早く辞めていくんだろう」って。
優秀な人や優しい人って嫉妬されたりしますよね。目を付けられて心を病んで円満ではない退職をしていく人だってたくさんいるんですよ。どんなに日頃の行いがよくても。
だからといって、最初から「どうせ、人間はどうなるかわからないんだ。好き勝手するぜ!」と、我儘言い放題だったり、傍若無人に立ち振る舞ったりしたら論外です。もっと早く、職場にいられなくなると思います。

悲観的になれと言っているわけではなく、人生というのはいつどうなるかわからないということです。でも、どういう生き方をしたいかは自由に決められます。

今、この瞬間に無事でいられることに感謝して、困っている人に多少なりとも手を差し伸べることができたならその幸運に感謝して、自分を支えてくれている周囲の人たちに感謝して。そんなふうに謙虚に生きていけたら、それがきっと良い人生なんじゃないかって僕は思います。

いつ笑って、いつ泣いて、いつ人生が終わるかなんて誰にもわかりません。だからこそ、有限の命を僕たちは大切に使うべきだし、お互いに支えあって、助け合っていけるような自分や環境を作っていきましょう。

 

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