ココロセラピストが語る!? リーダーシップを身につけよう! ~自称リーダーや肩書だけリーダー不要論~

リーダーシップ

リーダーについて語る!

何度かリーダーについて語りました。でも、懲りずにまたリーダーについて書こうと思います。
なぜかというと、リーダーは集団において必要だからです。

今、リーダーな人も、これからリーダーになる人も、いま一度ここで、リーダーって何だろうと一緒に考えてみましょう。

ちなみに、これも何度か言っていますが「仲間を導こうとする意志が介入してこそリーダー」です。

 

リーダー不要論……?

一方でリーダーなんかいらないという人もいます。僕も、そう思う時もあるし、思わない時もあります。

では、リーダーなんかいらないって思う時はどんなときでしょうか。
まず、リーダーと気が合わない時ですよね。それは僕もわかるんですよ。人間ってどんなにカッコつけても結局は相性の影響を受けますから。

ただ、ここで勘違いしてはならないことがあって。気に入らないリーダーがいるから、リーダーなんかいらないという場合、その人のことが嫌いなだけで、リーダーという役割の人が本当にいなくても集団を導いていけるのかということです。

縁を切れない集団にいるなら諦めるしかないかもしれませんが、どんな集団でも心の底から「この人に従っていたら自滅するから関わりたくない!」と思うのであれば、血縁者だろうが、会社だろうが、縁を切って覚悟を決めて一から新しい環境で生きていく方が良いかもしれません。
ちょっと脱線しますが、ここで覚えておいてほしいキーワードがひとつあります。
「覚悟」です。リーダーの必須条件のひとつでもあります。

リーダーが気に入らない人かどうかは別として、リーダーという存在が不要だと言い切れる環境は、どんな環境なのでしょう。

安全と安心が何かしらの影響で保証されていて、危機的状況が訪れないであろう場合です。それならば、リーダー不在でも大丈夫かもしれません。

リーダーシップ

 

なぜ、リーダーが必要なのか?

原点回帰して何故リーダーが必要かという話をしましょう。
無条件で安心と安全が永続的に保証されることなんて、まずないからリーダーが必要なんですね。導いてくれる人がいないと、有事の際に困ってしまう。
小さなトラブルでもそうです。みんなが好き勝手していたら、各々の目指す先、見ているものが違いすぎて、集団がまとまらなくなってしまうんですね。

ただ、極端な言い方をすれば、無能なリーダーが君臨しているよりは、中途半端でもリーダー不在の方が、まだリスクが少なくて済むかもしれないということもあり得ます。

小さなトラブルから大きなトラブルまで、問題をひとつひとつクリアして行くためにリーダーが必要なんです。
ワンマンタイプのリーダーもいるし、上手に話し合いを進めるリーダーもいます。
どんなリーダーが良いのかというのも状況によります。世代、成育歴、地域制、社風、などなど、いろいろなものが影響してきます。

なので、ものすごく具体的なリーダーの条件をあげていくのは実は、そんなに簡単なことではないです。

さて、先ほどいった「覚悟」。
リーダーにいちばん必要なのはおそらくこれでしょう。もちろんヴィジョンも大事です。

でも、思い返してみてください。空気を読めず、「思ったことを言っただけ……」と、瞬時にして場の空気を壊し、状況を悪化させる専門家みたいな人っていますよね。
いろいろな考えやヴィジョンがきっとあるのでしょう。でも、言葉の垂れ流し系の人って「いうだけならタダだよね……」とか安易な考えしかもっていないので、自分の言葉の責任をまったく持っていないんですね。

要するに無責任なんです。だから、場の空気が乱れて状況が悪化しても、我関せずで「言いたいことを言ってスッキリだぜ……」とう顔をしていられるんですね。
そういう人って、リーダー以前の問題として、一刻も早くその場から消えてほしいですよね。

自分の発言の覚悟。自分の与える影響の覚悟。全員が同じ考えではないからアンチも一定数生まれる覚悟。それでも突き進む覚悟。仲間を導く覚悟。仲間を守る覚悟。
逆に、状況によっては、汚れ役を買う覚悟、自己犠牲になる覚悟、犠牲が出ることの覚悟……など、必要なのに感謝どころか恨まれる覚悟も必要だったりします。

リーダーシップ

つまり、口先だけの人は、どんなに有名大学を出ていようとも、どんなに良い家柄だろうと、どんなにアイディアを持っていようとも、どんなに社交的であろうとも、リーダーにはなれないということです。資格をたくさん持っているとか、経験豊富とか、必ずしもそれがリーダーの必須条件とは限らないんです。

「自分は経験豊富だからリーダー(スーパーバイザー)だ」と勘違いしている人は、できるだけ遠ざけておいた方が得策です。知識や経験やスキルを活かしきれないで生きてきた人はリーダーとは言えません。

リーダーというのは、無条件で尊敬される人のことではありません。何をしても、何を言っても許される人のことではありません。仲間を導き、守れる人のことです。責任をとる覚悟がある人です。責任の重みを知っているからこそ、真剣に物事を考えられるんです。軽率な判断をしないんです。だからこそ、万一失敗しても、一定数のアンチは仕方ないとしても、恨まれないんです。例外もありますがそ。

人は誰でもリーダーになれるわけではありません。リーダーになれば威張れると勘違いしていたら大間違いです。チヤホヤされるわけでもありませんし、タチの悪いアンチもいますからね。足を引っ張ってきたりして。でも、責任を取らされるのってリーダーですからね。だから、覚悟が必要なんです。

逆に、肩書はどうあれ、そういう覚悟があって頑張っている人がいたら、その人こそが、真のリーダーです。

 

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