ココロセラピストが語る! 体感時間 ~楽しい時間、楽しくない時間~

時間

「あと一時間、耐えれば帰れる!」と自分に言い聞かせても、その一時間が不快極まりないので、ものすごく長く感じられてしまうのです。

しかも週5勤務なので、定時に帰れても「明日もあの地獄にいかなきゃならないのか……」と考えてしまいますよね。
食事も喉を通らなくなりますし、夜も眠れません。
その間、絶対時間は関係なく、体感時間は永遠とも思える長さに感じるわけです。

それを恵まれた人に愚痴ろうものなら「大袈裟な人だな……」とか「忍耐が足りない……」とか、言われそうですが、とんでもない話なのです。

「たかが週40時間じゃないか……。少しくらいイヤでも我慢しなよ……」と思うかもしれませんが、それは絶対時間の話しであって、体感時間は、その比ではなく長いのです。

それが永遠に続くと考えると、背筋が凍る恐ろしさを感じると思います。
同じ年齢の人でも、楽しく生きている人と、そうではない人って若さが違いますよね。
絶対時間だけで考えると、辛い人生を歩んでいる人は、あっという間に老けてしまうのです。
でも体感時間で考えると、彼らはとてつもなく長い時間、辛い思いをし続けてきたのです。
そこまで頑張って耐えてきた人に対して「根性がない……」なんて平気で言える人は、ある意味、怖いです。
時間の長さって人によってまったく違うのだということを理解した方が良いです。

そう考えると「生きているのが嫌になった……」と思うことは、死を望んでいるのではなく「永遠とも思える続く苦痛」が嫌なのです。
安易に、何も考えず、人生を終わらせたいわけではないのです。

 

忘れてはならないこと

ただ、誤解のないように強調しておきますが「そんなに辛いなら死んた方が良いかもね……」と解釈するのはナンセンスです。

体感時間がどうであれ、残りの人生って、まだ十分に残っている場合が多いです。
今、心の底から辛い状況が続いていても、本当はそれは永遠ではありません。
どこかのタイミングで、というか、今この瞬間に、状況が変わったら一秒後から「永遠の苦痛」が終わるのです。

だから、今、もし、あなたが永遠にも思える苦痛、生き辛さを感じていても、人生挽回のチャンスは多々残されているので、その可能性を絶対に捨てないで下さい。

人生は良いことも、悪いこともたくさんあります。
いつ、どうなるかも、誰もわかりません。
だから、可能性は幅広く存在しているのです。
要は今辛くても、明日以降笑っていられれば良いと思うのです。

僕も、ある時期、本当に生き辛さが限界を越えつつあって、毎日が苦痛で仕方ありませんでした。
どれだけ辛かったかは何度も語っても仕方がないので割愛しますが、まさに『エンドレス恐怖』という地獄を味わっていました。

でも、今は真逆です。
毎日、公私が楽しくて、気がつくと一日が終わっているのです。
仕事も「あ、もう終わっちゃったの? 一日って早いなぁ……」という感じです。
よほど用がない限り、「早く帰りたいな……」なんて思わないです。
気がつくと一週間が終わっているのです。

「あれ? 神様か誰か知らないけど、誰か時間の流れを変えた?」と思えるくらいです。
平均的に、みなさんが、時間という感覚をどうとらえているかはわかりません。
ただ『エンドレス恐怖』を体験して来たからこそ、今の充実した生活の体感時間が、まったく違うのです。

時間

永遠が存在するかどうかは別として。
とにかく、未来は不確定です。
「この永遠がいつまでも続く」と思わずに、常に、もっと質の高い人生を目指し続けて下さい。

人生は楽しいですよ。

 

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