ココロセラピストが語る! 体感時間 ~楽しい時間、楽しくない時間~

時間

生き辛さが生きていることをイヤにさせる

「生きているのが嫌……」という状態のこと考えてみました。
死にたいわけではありません。
自殺願望とか希死念慮とか、そういう話ではないです。

そういう話ではないのですが、折角なので、それらの単語の簡単な説明をします。
一応、知っておくと役に立つかなと思います。

まず『自殺願望』ですが、これは極端にいうと、死という選択肢を選ぶことです。
どうにもならない問題があったりして、どう対処すれば良いかという選択肢のひとつです。
もちろん「あ! そういう選択肢もあるんだ!?」と安易に思うのはナンセンスです。

それ以外の選択肢を徹底的に追求する方が先決です。
自力で解決できなければ少しでも助けてくれそうな人にかたっぱしから相談してみてください。

続いて『希死念慮』です。
こちらは、選択肢のひとつとしてではなく、もっとアバウトなものです。
「私なんか、生きている価値がないから、存在してはいけないんだ……」といった具合に漠然と死を願うものです。
ただ、それをいうと自己肯定感が低いと希死念慮なのかというと、そういうことではないので勘違いしないで下さい。

どちらにしても普通に考えればわかることですが『生き辛さ』が問題なのであって、わざわざ死にたいわけではないです。

 

体感時間って一体……?

話しを戻して。
その「生きているのがイヤだな……」と思っていたとき、何が辛いのか。
たとえばブラック会社に入ってしまって、職場の人間関係が魑魅魍魎だらけで大変だった、など具体的な理由はあると思います。

そこで少し視点を考えてみます。
もし、イヤな人がいても一瞬でさよならできるとしたらどうでしょうか。
おそらく、「まぁ、耐えられるかな……一瞬ならね……」と思うと思います。

でも、仕事って例外はありますが一般的に1日8時間労働で週5日勤務ですよね。
つまり、ずっとイヤな人、極端にいえば敵とずっと一緒にいなければならないわけです。

ここで重要なポイントなのが『体感時間』です。
補足ですが、時間には2種類あります。
ひとつは『絶対時間』です。

これは簡単にいうと時計の時間です。
一分とか一時間とかの長さです。

そしてもうひとつが『体感時間』です。
こっちは、時計は関係ありません。
自分がどう感じるか、という話です。

時間

体感時間は、楽しければ早く感じます。
そうではない場合は長く感じます。
リラックスしている状態で集中している時、いわゆる『ゾーン』に入っている状態のときなども、ものすごく時間の長さが短く感じられますよね。

そう考えると、ブラック会社で残業しないで働いたとして。
絶対時間は8時間ですが、体感時間は、8時間どころではないので、もう拷問状態なのです。