リーダーとは?
リーダーってなんだろう。
ふと、そんな事を考えました。
リーダー……。
僕の中では真っ先に浮かぶのは『ハイスクール!奇面組』に出てくる主人公の一堂零。
おそらく僕より若い世代の方は知らないと思います。
でも、昔、流行ったので名前くらいは聞いた事があるかもしれません。
それはそうとリーダーというのは、指導者の事。
つまり、導いてくれる人のことです。
指導者とか導いてくれる人とかいうとカッコイイ感じもしますよね。
でもリーダーは必ずしもカッコ良くなくても良いのです。
奇面組のリーダーはマンガではありますがカッコイイ系のキャラではありません(たぶん)。
でも、仲間たちをまとめ上げて、統率(コミュニケーション)しているのです。
とにかくリーダーというのは先頭に立ってくれる代表者のような存在です。
リーダーは発言権がある?
リーダーと言えば発言権だと思います。
学校でいえば学級委員とか班長というポジションがリーダーですよね。
家庭だとお父さん(orお母さん)がリーダーです。
会社なら上司がリーダーになりますよね。
国レベルだと、総理大臣がリーダーということになります。
リーダーは仲間たちを導かなければならないので発言権を持っています。
問題はこの発言権です。
発言というのはコトバのことです。
つまり、コトバにはコトダマがあるのでパワーを持っているということなのです。
何が言いいたいのかというとリーダーの発するコトバというのはそれだけ責任重大ということです。
一歩間違えれば、悪い方向に導いてしまう危険性もあるということです。
自然発生的なリーダーにしても意図的に生み出されたリーダーにしても責任は同じです。
リーダーの言葉のパワーはそうでない人のパワーよりも強いのです。
しかし、逆に言えば責任の重さの対価としてコトバのパワーが増しているとも言えるのです。
リーダーは他人を動かすことができる?
リーダーは他人を動かすことが出来ます。
逆に言うと、他人を動かせない人はリーダーにはなれません。
なれたとしても、明らかに向いていない場合は、むしろリーダーという枕詞のパワーに押しつぶされてしまうこともあります。
自然発生型のリーダーは、リーダーと名乗っているわけでは無くても周囲が暗黙のうちにリーダーと認められているので、むしろ周囲がリーダーの指示に従いたいとさえ思うかもしれません。
余談ですが「俺はリーダーではなくていい。むしろNO.2のポジションで良い……」と言っている人は、少し考えを改めた方が良いかもしれません。
リーダーは先ほども話しましたが責任の重さの対価としてコトバのパワーを持っているのです。
NO.2狙いの人は「責任はとりたくないけど、言葉のパワーだけ欲しい」と思っている節があったりする場合があります。
本当に謙虚な人ならNO.2ポジションなど狙いません。
おそらく縁の下の力持ちとしてリーダーたちをそっと支えてくれると思います。
リーダーに近い発言権は欲しいけれど、責任は取りたくない。
いわゆる美味しいところ取りですよね。
気持ちはわからなくもないのですが、この考え方はお勧めできません。
周囲の人たちは案外そういうオーラは敏感に感じ取るのです。
そうすると不信感を持たれる場合があるので、むしろ発言権が弱ってしまうかもしれません。
だって何かあっても責任を取ってくれる覚悟もないのに威張ろうなんて甘いですから。
中には独裁的なリーダーもいますが、彼らは彼らなりにその代償の重さを自覚しているのではないかと僕は思っています。
コトバ(命令)で仲間の行動を動かせたとしても、ココロが動かせなければ次第に統率力が無くなってきます。
そうすると、どうなるか。
下剋上です。
お山の大将
リーダーが必ずしも正しいとは限らないのです。
先生的ポジションのリーダーは、あれこれ指導してくれます。
有難いことではありますが、実はその考え方や指導が正しいとは限らない訳です。
でも発言権を持っているので、仲間は一応従ってはくれます。
でも、そのグループの外の人からしたら「あのグループのリーダー、変だよね?」と思われる可能性もあるわけです。
確認しますがリーダーの力が及ぶのは自分の集団だけです。
それを忘れてはなりません。
つまり、それを忘れて常に自分のやり方が正しいと思っていると、世間から白い目で見られてしまうという危険性もあるということです。
それが俗に言う『お山の大将』です。
もう一度。リーダーとは?
では、結局のところリーダーとは何なのでしょうか。
一体何を導く人がリーダーなのでしょうか。
発言1つで仲間の行動を動かせればリーダーなのでしょうか。
理屈をこねて相手に言うことを聞かせることができればリーダーなのでしょうか。
もし、今あなたが何らかのリーダーポジションであるのなら。
あるいはリーダーを目指しているのならその定義を改めて考えてみると良いと思います。
僕はリーダーとは「仲間のココロを導く者」と定義しています。
ココロを導いてあげれば、強硬手段に出なくても仲間は自発的に動いてくれます。
それにリーダーになろうとしなくても、そういう心の在り方の人は自然とリーダーになっていきます。
同時に、本当の意味でコトダマを使いこなせるようになってくるので、人生がもっと豊かになりますよ。
ぜひ、覚えておいてくださいね。
《ココロセラピストTATSUMI さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/%E5%B1%B1%EF%A8%91%E9%81%94%E5%B7%B3/?c=6713