ココロセラピストが語る!『言霊』とは? ~コトバの使い方で人生は劇的に変わる! PART2~

言葉の影響はとても大きいわけですが、気をつけて欲しい事があります。 それは既に定着してしまっている言葉です。 良い言葉は問題ないのですが、検討の余地がある言葉も少なからず存在します。

たとえば好きなアーティストのCDが無料だったらどうでしょう。
歌う人も、演奏する人も、レコーディングのスタッフもCDを作る工場も誰も働かなくなります。
巡り巡ると、世の中からアーティストどころか音楽は消えてしまうかもしれません。

キャンペーンの一環で無料演奏してくれる人も多いです。
でも「わぁ、感動した! また聴きたいわ! また来てね!(無料で)」と言われても、それではバランスが崩れてしまうのです。

無料だから嬉しいのか。
それともいくら払っても惜しくないほど感動したから嬉しいのか。
その差はものすごく、その人の人生に影響を与えるのです。

「お客様が支払いに対して納得下さるくらい喜んでいただけたら幸せです!」

わざわざ口に出さなくても良いですが、自分の心の中ではこういう言葉で認識した方が良いかもしれません。
何故か。それは、これなら『Win-Win』で『Happy-Happy』だからです。

次に、もっと有名で危険な言葉があります。

「お客様は神様です!」

これは本当に危険です。
神様というのは、それ以上偉い存在はないと言う事です。

つまり、歯向かう事は許されないと言う事です。
本来は、そういう意味合いでは無くて感謝すべき対象としての比喩だとは思いますが、間違った解釈をしている人も多いです。

会社(お店)がお客様に感謝するのは良い事です。
でも、それは良いお客様に対してです。
反面教師的なお客様しか来なかったら、残念ながら感謝どころの騒ぎでは無いと思います。
神様とひとくくりで言うのは簡単ですが、貧乏神だって疫病神だって神様です。
残念ながら同じ対応では通用しない場合もあるのです。

この言葉の延長上にクレーマーがいるのです。
「私は正当な意見を言っているのよ!」と理不尽な要求を堂々と押しつけて来るのです。

そして、お客様を神様という言葉で表現しているという事は、一方で自分(会社)は、それ以下の存在と言っているのと同じです。
その時点で平等でもなければ対等でも無くなります。
お客様に感謝するのは良い事ですが、自分を下に見る必要はないのです。
双方が対等の立場で『Win-Win』で『Happy-Happy』になるように企業理念を作り変えた方が良いです。

「会社はお客様に感謝し、お客様も会社に感謝したくなるような仕事をします!」

という言葉で認識した方が、仕事は楽しくなるのではないかと思います。

僕の言葉の選び方も、まだまだ改善の余地はあります。
しかし、だからと言って自分を責めるつもりはありません。

自分の言葉を変えるように意識する事で、少しずつではあっても変化は確実に起きて来ています。
そして、もっともっと、みんなが幸せになれるような言葉を使いこなせるようになっていけたらと思っています。

これからも、あなたにとって少しでも役に立つお話をしていくつもりです。
僕がそんな気持ちになれるのも、あなたがこうして真剣に記事を読んで下さっているからです。

いつも心から感謝しております。

 

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