ともくん宮崎からの手紙―! PART.3 邪馬台国と忘れ去られた太陽”日下(ひのもと・くさか)族” の記憶~前編~その2

世界に散らばる日下部氏は古代太陽族だった

日下部氏とは不思議な人々でした。

その末裔は浦島太郎でもあり、 佐賀県の松浦佐用姫伝説にも登場します。

卑弥呼と同一視される神功皇后にもつながり、初代神武天皇も「 自分は日下(くさか)の御子である」と称したといいます。
各地の大切な要所で、太陽の末裔であることを表現する際に日下(くさか・ひのもと)
という文字が重要視されてくるのです。
彼らは名前のごとしで日本民族の、 最初の名付け親的働きをした人々でもありました。
日本書紀などを編集したライターのなかでも、日下部一族は非常に活躍したというのです。

(日下部塚)

かれらが古代より持っていた一族の伝承は、天孫降臨龍宮伝承で、不思議な龍の女性たちと、男が出会い数奇な運命に翻弄されてゆく…………でも、けっして彼らは結ばれることはなく、悲劇的な最期を迎えたりなぞの結末を迎えるという、とてもその実体がつかめない不思議なものが多いのが特徴です。

浦島伝説も時間が相当に経過した未来に帰還し、玉手場を開けたらお爺さんになったり、佐用姫伝説も夫に似た龍蛇に魅入られて死んでしまう。
と思えば弁財天に少女は化身して神になってしまう。

そんな伝説を持っていた日下部氏の末裔が、さまざまな神社伝承や、系図などをみていくと邪馬台国と呼ばれた人々につながっていくことがみえてくる。
天孫降臨に相当した上陸伝説は、一筋縄の物語ではなくじつは中国大陸からのものと、インドネシアや琉球など、 南の島からのものと二つあったのでした。

(日下部塚にて)

 

琉球よりやってきていた浦島太郎の末裔ハヤヒトはニギハヤヒ!?

南から来た人々は、一部のスピリチュアル系ではムー大陸とよばれる人々の伝説につながり、人知を超えた神の末裔であったためにかれらにしか知り得ない超常的な宇宙船による上陸が、饒速日命の天の磐船伝説として隠され、ここに天孫降臨の伝説が生まれます。

ですが鳥をトーテムとした太陽族だった彼らは滅ぼされたり隠されたので、抵抗したハヤヒト(隼人=ホルス・ハヤブサのような人の意味がある)の末裔ということで南九州などに足跡を残すことになったのです。
陰陽師になる、鴨氏という人々も同じルートでやってきた完全な同族でした。

(日下部塚にて)

早日渡(はやひと)という宮崎の地名には、饒速日が天孫降臨した伝説が残っていてたまたまそのことを知る前に、不思議な夢を見た後でいった異業種交流会で、その土地の末裔であるという早日渡さんと知り合ったのです。

「早日渡姓の人間は、僕ぐらいしかいないですからね~」とおっしゃっていて、その時はなんとも思わなかったけれど、後で知ったらどえらい必然だったと思い彼の事務所まで駆け足で向かったのを覚えています。

「ぼく、天の磐船をこないだ見に行ったけど、ハヤヒトってすごい意味があったのですね!」
というと、彼も喜んでいました。タイミングが違えば、世界でただ一人の末裔である彼とは出会えなかったのですから驚きでした。

饒速日がのっていた天の磐船がある尾鈴山周辺は、UFO目撃情報があるとかいう話まであります。
さらには琉球にも天孫降臨神話と同じものがあり、現地の霊能者は、自分たちの先祖を直接(神様)と呼んでいる点も驚きです。

神様があまりにも生活に近い琉球の人々は、本土の我々とは異なる神々の血を引いているのかもしれませんね。
かれらもまた、のちの日下部氏であったことが、宮崎県のともくんが住んでいた町の浜辺に残る伝承からわかったのでした。
(浦島太郎は、琉球から上陸した)という伝説がまことしやかに語られていて、そこに日向の日下部氏も来ていた事実—。

(アマテルくん)

やはり、日下部氏がいう龍宮とは、縄文よりのむかし民が上がってきた琉球のことだったのです。
彼らの持つ神の末裔としての能力を、多くの国の人々が驚きの目で見ていたかもしれません。

そしてそれはいつの日か隠され、忘れ去られてしまった。

邪馬台国がどこにあるかわからないのも、その最大の謎が、闇の組織によって、日本のどこかに忽然とかくされたためにあると思えるのです。

 

(椿 Seaoflove)

 

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(トップ画像/アマテルくん)