新年の始まりは、やはり除夜の鐘を聞き、そして初詣に行くことで、その年一年の「開運」や健康を願うというのが日本人の古くからの風習です。
しかし今度のお正月は、密を避けての初詣が推奨されており、いつものように元旦から三が日にかけての間に初詣すませるのは、簡単ではないかもしれません。
多くの人が仕事に戻る一週間後ぐらいに、寺社に出かけるのが蜜を避ける方法かもしれませんが、それまで何もしないのは落ち着かないもの。
では、自分で自宅ででもできる「開運」「厄除け」の方法を試してみるというのはどうでしょうか?
年内に大掃除と断捨離で「開運」「厄除け」!
何度となく耳にしてきたかもしれない「大掃除」「断捨離」という言葉ですが、やはり埃がたまったような場所や、乱雑にものが置かれている場所には幸運はやってきません。
まずはきれいに掃除をすることで「厄除け」効果もあり、新しい気分で新年を迎えられ、「開運」へと導かれます。
この一年を振り返って、ほとんど使わなかったもの、着なかったもの、不用品を思い切ってこの時期に処分するのも大切です。
古いエネルギーが宿ったものを処分するのも「厄除け」「開運」に繋がるのです。
家の中にある物を処分することで、家の中のエネルギーの通りがよくなり、よい気も流れやすくなるのです。
もし家の中、タンスの中がいっぱいであれば、コップに満々と入った水と同じ。表面直力でかろうじてそのコップに留まっていますが、もうこれ以上は入りません。
そんな状態の場所には、よい気も入らず「開運」は望めないでしょう。
新年に「開運」「厄除け」を期待するのであれば、まずは自分が動いて、「大掃除」と「断捨離」を試みてください。
きれいさっぱりとした後は、しめ縄や、お鏡餅など、神様が新年にお越しになりやすい依り代となるものを飾って「開運」できるようにしておきましょう。
「開運」「厄除け」のお水
もし近くに湧き水やご神水(神社などにある湧き水)を取れる場所があるならば、新年の朝早くにこの水を汲みに行きます。
この水のことを「若水」と呼び、新年最初に汲んだこの水を飲んだり食したりすることで、一年の邪気を払うことができ「厄除け」にもなります。
近くに湧き水やご神水が取れる場所がない場合は、ペットボトルのお水で純粋なものであれば同じように利用しても「厄除け」効果はあるかと思います。
いただくときに、「この水は今年最初に汲んだ若水」と思い、感謝を込めて飲むことです。
また、この若水を使って「福茶」を作り飲むことも「開運」となります。
「福茶」とは梅干しと昆布と使ったお茶のことです。
平安時代、疫病が流行していたときに京都の六波羅蜜寺の空也上人が、神様にお供えした小梅と昆布を細く切って結んだものをお茶に入れ、疫病に感染した人の飲ませたところ平癒したことから「福茶」は生まれました。
新型コロナ肺炎を退散させるためにも、このお正月は「福茶」がおすすめです!
「開運」を導く引き寄せボードを作る
お正月の間に、今年の目標は将来の夢を立ててみましょう。
まず厚紙を用意します。大きさは自由ですが、B5かA4ぐらいのサイズが適当かと思います。
そこにあなたが将来の夢と掲げること、あるいは今年の目標とすることを書いたり、あるいは雑誌などからそれに等しい写真を切り抜いて、どんどん貼り付けていきます。
一時流行していた「引き寄せの法則」で語られていた「ビジョン・ボード」というやつです。
たとえば将来、家を建てたいと思うなら、どんな家に住みたいかを雑誌などで写真を探し、それを切りにいて厚紙に貼ります。
また、今年は100万円貯金しよう! と思うなら、100万円の写真をネットで見つけて貼り付けたり、見つからなくても100万円貯金と書き込んでもかまいません。
恋人を見つけたい人は、理想の恋人となりそうな俳優、女優の写真を貼り付けてもよいでしょう。
夢や計画やいくつでもかまいません。それをパッチワークのごとく、どんどん貼り合わせていくのです。
出来上がったボードは、毎日一番目につきやすい場所に飾っておきます。
たとえば朝目が覚めたら一番最初に目にするであろう、目の前の壁や棚の上に飾るのです。
そうすることで、一日のうちに何度もそれを目にし、自分の目標、計画を頭に何度もインプットすることができることで、願いが現実へと導かれて「開運」に繋がるのです。
この「ビジョン・ボード」を作りながら、夢がかなった自分の姿を想像してみるのも楽しいものです。
来年は今年よりも、素敵な年になるように、ぜひ年末年始には自分で「開運」、「厄除け」の方法を試してみてくださいね。
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