デリケートゾーンがかゆくて困ったことはありませんか?
私に届く相談では、生理不順、不正出血の次にデリケートゾーンのトラブルの相談が多く、
「生理前になると、デリケートゾーンがかゆい!!」
「前はかゆみなんて出なかったのに、デリケートゾーンがかゆくなるようになっちゃった」
といったデリケートゾーンの悩みがある女性がとても多いことがわかります。
とくに生理前は、肌が敏感になりがちのため、ちょっとした刺激でもデリケートゾーンがかゆくなりやすいです。
また、35歳を過ぎると、女性ホルモンを出している卵巣が老化していきますから、女性ホルモンの量も減っていきます。
女性ホルモンのエストロゲンは、肌の保湿を助けるはたらきもあるため、エストロゲンの量が減ってくる年齢になると、体全体の肌の保湿力が下がり、乾燥しやすくなって、デリケートゾーンもかゆくなりやすいです。
「前より、肌が乾燥するようになった」と感じているようなら、デリケートゾーンも乾燥しやすくなっているサインになります。
乾燥している肌はちょっとの刺激でも傷つきやすくなるため、デリケートゾーンもかゆみが起きやすくなってきますから、生理前になると肌が敏感になってしまうことでよけいにかゆみがでやすいのです。
さらに、かゆみを悪化させやすいのは、カフェインが多い飲み物です。
あなたは栄養ドリンク、エナジードリンク、コーラ、コーヒー、紅茶などを1日何杯も飲みますか?
体内のヒスタミンという成分が多くなってしまうと、かゆみはひどくなりやすいです。
そのため、かゆみ止めのお薬ではヒスタミンのはたらきをおさえる効果がある抗ヒスタミンの成分が入っているものもあります。
カフェインはヒスタミンの成分を増やしてしまいやすいため、カフェインの成分がある飲み物をよく飲んでいると、ヒスタミンの成分が多くなってしまって、かゆみがひどくなりやすいのです。
カフェインが多い飲み物は、栄養ドリンク、エナジードリンク、コーラ、コーヒー、紅茶、煎茶、玉露などです。
あなたが毎日飲んでいるカフェインのものはありますか?
1つ1つの飲み物は1杯ずつでも、いろんなカフェインの成分がある飲み物を合わせて1日に何杯を飲むのは、ヒスタミンの成分が増えやすくなり、生理前のかゆみも悪化させてしまいやすいです。
生理前にデリケートゾーンがかゆいのがよくあるようなら、
生理前は、できればカフェインの成分が入っている飲み物は飲まない、
もしくは、1日1杯くらいにしておくと、デリケートゾーンのかゆみ対策にもなります。
自己判断でドラッグストアの薬を使うと黒ずんだり、ゴワゴワしたりするかも!
35歳を過ぎ、もしくは40代以降になると、生理前じゃなくてもデリケートゾーンの乾燥でかゆいのがひどくなりやすいです。
「かゆくてつらい!」
というときは、専用のお薬を使ったほうが楽になりやすいので、産婦人科か婦人科に相談しに行ってお薬をもらいつつ、かゆみがひどいときにはカフェインの成分がある飲み物はひかえてみましょう。
ドラッグストアでもデリケートゾーンのかゆみ用のお薬は売っていますが、成分によっては肌に合わずにかゆみがひどくなったり、黒ずんだ色になったり、ゴワゴワになってしまうこともあります。
薬を使ったせいで、デリケートゾーンの見た目が悪くなったら怖いと思いませんか?
自己判断で、ドラッグストアで買えるデリケートゾーン用のかゆみ止めのお薬を買うのは危険なので、ドラッグストアにいる女性の薬剤師さんに相談して選んでもらうか、産婦人科か婦人科、もしくは皮膚科に相談して、肌に合いそうなお薬を出してもらってください。
参考文献:菅原洋平著 続ける技術
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