今回と次回は今まで書いてきた記事の総集編になります。
今までの記事はこちら
【新時代の夜間断乳】令和になれば育児も変わる?「我慢」ではなく〝満足〟を教えた結果、ある日、完全母乳の息子の授乳に異変が!?
結局、おっぱいに執着していたのではという矛盾!?
母子ともに〝満足〟を重視する円満〝夜〟断乳の手順とは?
では、息子と半日以上を離れて過ごすことがあった時に〝それを機会に息子は思っていたよりもおっぱいに執着していないことを知りました〟と書きました。
インナーチャイルドと授乳、子供が得られる「安心感」について
では、ママがおっぱいに見えているみたいで、「ママー♡=オッパイ」という感じの態度が露骨だったことや〝わたしが息子に話しかけても伝わってないというか、何ていうのかうわの空〟と書きました。
結局、おっぱいに執着していたのでは? という矛盾を感じるかもしれませんが、1歳を過ぎると離乳食を経て大人と同じ食事ができるようになります。
おっぱいから栄養を摂取する時期は終わっていて、息子の体もそれをわかっている感じがしました。
でも、授乳は母親との距離が近くて安心できるので息子からしたら嗜みたいという気持ちが強かったみたいです。
ここで考えないといけないことは、我が子に飲ませたいだけ飲んでもらう授乳としつけの境界線でした。
授乳としつけの境界線について
わたしは息子を出産してすぐにロンドンの助産院で授乳育児の考え方について専門家に学んだのですが、赤ちゃんが欲しがるだけあげてよいとのことでした。
イギリスはカフェでもどこでも外出先で母親が授乳ケープなどを装着せずに、どこでも子供に授乳ができる環境が多いので、本当に赤ちゃんが欲しいと泣いているタイミングで授乳ができることが多いです。
日本と違って新生児の赤ちゃんを外に連れてお出かけするママが多いのも特徴です。
ヨーロッパでは1歳まで授乳すると考えていないので、生後半年の赤ちゃんにはあげたいだけ授乳してもいいよ、という意味だったのかな? と最近思ったりしました。
息子にとってママは泣いたら優しくしてくれる人
息子の中での認識はこうです。
ママ⇨泣いたら優しくしてくれる人(おっぱいをくれる人)
パパ⇨融通が効かない人
わたしの前でだけ嘘泣きがすごくなり、授乳をやめてからは息子が泣いても「NO!」と強く言って、前みたいに優しく抱き上げるのをやめました。(もう授乳もできないですし)
しばらくすると、〝あ、僕がママ泣いてもワガママ聞いてくれないんだ〟と気付いて、泣くのをやめていました。
躾をすると腹を括った前夜に、東京学芸大学教育心理学講座教授で臨床心理士の躾の本で勉強しました。
変な躾をしてしまってトラウマを与えたら良くないので、子供の脳の発達について勉強しながら躾をすることにしました。
乳幼児期に必要なことは子供に「安心・安全」を与えること
読んだ本にも書いてありましたが、乳幼児期に必要なことは子供に「安心・安全」を与えることができるという関係性だそうです。
心理学の領域では「愛着の関係性」と言われるそうです。
愛着の形成は、心の発達の基盤になります。
愛されて守られていることを伝え、安心させてあげることはとても大切なことで、子どもが泣くと親は抱き上げ、声をかけ、世話をしますが、そのことが子どもにとって「特別な人」と認識され心理的な絆になります。
わたしはそのやりとりで母乳育児も含まれていましたが、泣いて抱き上げて授乳することを切り替えて躾に持っていくことが難しく感じました。
乳幼児は生後0日から小学校就学までの子供のことを言いますが、「愛着の関係性」を大事にし過ぎると、息子が嘘泣きをしてしまう自体になり悩みました。
最終的には断乳をして、息子には泣いたら抱き上げ、授乳することとは別の形で親子の絆を築く方向に転換する事にしたのでした。
参考文献:大河原美以〝子どもの「いや」に困ったとき読む本: どうやってしつければいいの?〟〝わが家教育〟を情報で後押しするサイト-さっぽろ家庭教育ナビ(子どもの成長に応じて、大事なことを教えて?)
続きは次回! お楽しみに!
お知らせ
トリニティ連載コラムが本になりました!
英国! ロンドンでナローボート暮らし〜夫と運河で新婚生活〜Vol.1がkindleで発売中です!
詳細は、ナローボート情報にて。
♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
https://london-mei.com/