【海外母乳育児】日本とヨーロッパでは卒乳・断乳をする時期が違う?

母乳

イギリスからこんにちは。
わたしは、2018年にロンドンの助産院で水中出産をして息子をイギリスで育児をしています。

 

イギリス人ママは生後6ヶ月で断乳する人が多い

イギリス人のママは、平均生後半年で断乳をします。
理由は仕事復帰をして、ナーサリーに預けるタイミングとも関係しているみたいです。
イギリスでは、赤ちゃんが生後6ヶ月を目安に仕事を復帰するママが多いです。

実際に、イギリス人のママで同じ時期に妊婦さんだったママがサクッと授乳を終わらせていました。
彼女は子供が4人もいるベテランママさんです。

わたしは息子が1歳5ヶ月まで授乳をしていたのですが、生後半年の時に授乳を終らせると、夜の睡眠時間の確保もできるしママの体がラクになるのは言うまでもありません。
(もちろん、小さな赤ちゃんを預けて仕事に行くのはとても大変なことです)
中には、昼間は仕事に行くので授乳はしないで、夜だけ1歳の息子に授乳をしているというイギリス人のママにも出会いましたので、個人差はあるとは思います。

 

フランス人ママは粉ミルク派が多い

何人かのフランス人のママともイギリスで出会いましたが、もともと母乳をあげないで粉ミルクだけで育児する人も多いです。

粉ミルクと母乳の混合で育児をしているフランス人のママにも出会いましたが、完全母乳のママには出会うことはできず、フランス人の女性はイギリス人女性以上に仕事復帰を視野に入れた育児をしている印象でした。
ちなみに日照時間の少ないイギリスでは、赤ちゃんにビタミンDシロップをあげるように言われます。

 

イギリスでは赤ちゃんにビタミンDシロップをあげる

イギリスの赤ちゃんは、太陽を浴びる時間が少なくビタミンD不足になりがちで 低レベルのビタミンD不足欠乏症になる可能性が高いので、シロップで補うように言われます。

粉ミルクにはビタミンがしっかり入っているので、ビタミンDシロップをあげる必要はないけれど、イギリス暮らしのフランス人のママは完全ミルクでもビタミンシロップをあげたがるママが多いとイギリス人のナースが教えてくれました。

わたしは最初の頃は粉ミルクと混合でしたが、完全母乳になってからはビタミンシロップを息子にあげるようにしています。

 

アジアのママは子供が1歳くらいまでは授乳を考えている?

日本で育児をしていないので、日本の母乳育児のことはよくわかりませんが、ロンドンで日本人のママ友やバングラデシュ人のママ友ができました。
わたしが出会った日本人のママは、子供が1歳を過ぎても授乳を続けていました。
バングラデシュ人のママは「親に子供が2歳になるまで授乳しなさいと言われた」と話してくれました。

実際に、日本のママが読む育児の雑誌や日本の幼児教育教材と一緒におうちのかた向け情報誌を日本にいる母に送ってもらって日本人のママが断乳や卒乳をする時期についても調べてみました。
日本の【先輩ママに聞きました】というアンケート結果でも0歳代での卒乳は約3分の1で早めの卒乳理由はママが病気になった、母乳量が少なかったなどの事情が目立ちました。

 

息子の1歳検診(英国)で「もう授乳は終わり」と言われた話

母乳

イギリスにはヘルスビジターという、日本で言うと保健師さんのような職種があります。
息子の1歳児検診の時に病院で「ええ! まだ授乳しているの?もうあげなくていいわよ!」と黒人のヘルスビジターさんに言われました。
あげなかったら泣くので夜に何度も授乳していることを伝えると「泣いていてもいつか泣き止むから放置していてよい」とのことでした。

ヨーロッパのママは、半年で授乳を終えることが多いみたいでイタリア人の義母にも
「(授乳は)Basta! Basta!(バスタとはイタリア語で十分という意味)」と言われました。

続きは次回! お楽しみに!

 

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