前回は、オーストラリアでセックス・ワークショップに参加することを決めたこと、〝性的なオーガズムを得るためには、呼吸が大事〟ということまでのお話をしました。
今回は、【性的な快楽(オーガズム)のための指圧と呼吸】の授業内容について更に掘り下げていこうと思います。
オーガズムとは?
そもそも、性的な快楽(オーガズム)とはどのようなことを言うのでしょうか?
オーガズムとは、性的緊張からの突然の〝解放〟のことです。
骨盤まわりの筋肉が痙攣を伴い、強い快感を生んだ後に弛緩状態に至ることです。
オーガズムは生命の電気的な信号が骨盤から脊髄を通って上昇し脳に到達する時に感じられるとされています。
脊髄に怪我を負った患者にもオーガズムは起こりますが、それは身体の前の脳神経系に沿って信号が送られて起こるようです。
迷走神経は特に内蔵と脳神経を結んでそれぞれの情報を伝えます。
では、このオーガズムとチャクラが一体どのように関係しているというのでしょうか。
チャクラとは?
ヨガや瞑想を深めていくと、必ず「チャクラ」と言う言葉を耳にします。
知っている方も多いと思いますが、以下にチャクラについても触れておきます。
チャクラとはインドの古語(サンスクリット語)で直訳すると『車輪』や『回る』という意味です。
人間の精神的エネルギーの中枢を司り、身体の中心線上に7つ、経絡に重なる位置にあります。
古来より、7つのチャクラが活性化・覚醒すると、様々な超能力(超自然的能力)を発揮すると言われています。
相互につながりを持つエネルギーの場であり、それぞれが異なる周波数で振動しています。
チャクラと呼ばれる主要な生命エネルギーの中枢
・頭頂のチャクラ(頭頂)
・額のチャクラ(額)
・喉のチャクラ(喉)
・胸のチャクラ(胸の中心)
・みぞおちのチャクラ(みぞおち)
・丹田のチャクラ(下腹部)
・根のチャクラ(尾てい骨、背骨基底部)
チャクラと内分泌腺の関連性について
ポールの話によると、チャクラと内分泌腺とは、図のように関連性があるということです。
内分泌系の腺はオーガズムを含むホルモンを作り出します。そして、次に挙げるホルモンはそれぞれの内臓の腺から作られ、放出されるということです。
チャクラ名 内分泌腺(ホルモン名)
頭頂のチャクラ 松果体(メラトニン)
額のチャクラ 脳下垂体(性腺刺激ホルモン)
喉のチャクラ 甲状腺(サイロキシン)
胸のチャクラ 胸腺(サイモシン)
みぞおちのチャクラ 膵臓(インスリン)
丹田のチャクラ 卵巣、精巣(性ホルモン)
根のチャクラ 副腎(コルチゾール、アドレナリン)
エンドルフィン……鎮痛物質をつくり出し、ハイの状態にする
オキシトシン……愛情と絆を作る“愛”のホルモン, オーガズムの低下、前立腺を刺激し、神経を敏感にさせる(女性に顕著)
バソプレシン……愛着と絆(男性に顕著)
セロトニン……情熱と激しさを生み出す
ドーパミン……渇望、恍惚感に浸ろうとする欲望をつくる
ホルモンの作用が引き起こした結果は、再び血流に乗って、生成場所である内分泌腺へと帰ります。
それに基づき、さらに神経系とホルモンが調整されます。
このように肉体の機能性は絶えずチャクラの働きに依存しており、またチャクラの活動は、微細な体から供給される生命エネルギーに依存している……という内容でした。
今回の【性的な快楽(オーガズム)とチャクラの関係性】について様々な考え方があると思います。
このセックス・ワークショップでも、あくまで一つの考え方として学びました。
次回は、いよいよセックス・ワークショップの実践編です。お楽しみに!