18人が参加したオーストラリアのセックス講座!
2013年1月。
わたしは格安飛行機に乗り込み、オーストラリアのシドニーに向かっていました。
現地の語学学校に通い、英語を習得するためです。
英語や文化を学び、今後の人生において、日本だけではなくて世界中の人たちと交流していきたいと思っていました。
このワーキングホリデーで、語学学校、ウルル(エアーズロック)旅行、大自然に囲まれた牧場での生活と充実した日々を過ごすことができました。
そんな1年間の中でも特に印象的だったことが、大人の夜の学校、セックス講座に参加したことです。
まさかセックスを勉強することになるとは思ってもいませんでした。
ある夜、何気なくインターネットを検索していたとき、わたしはその情報と出会ったのです。
『セックス・ワークショップ』─という怪しい文字。(何、これ?)
なんでも、それは、Emmaという女性が個人的に開催しているようです。
サイト上には、「官能的なタッチ」「彼女や彼のためにエロティックなマッサージ」「覚醒の兆候を読み取ること」といった言葉が連なっていました。
本当にこんなこと教えてくれるの?
信じられない気持ちでしたが、人一倍、セックスへの関心が高かったわたしは、胸の高まりが抑えられません。
ちょうどその頃、オーラルセックスについての書籍の構想を考えてもいました。(2014年、無事にこの体験記も記載した書籍が発売されました!)
まさに、これは私のためにあるワークショップだと運命のようなものも感じたのです。
ホームページのアドレスにメールを送ってみると、返信がきました。
「メールをありがとうございます。
来週の土曜日の夜、セックス・ワークショップを開催します。
参加しますか?
今回のテーマは【性的な快楽のための指圧と呼吸】です。
身体的な観点と、クンダリニー(※)を交えながら、性的覚醒について講義します。
人間の体、分泌腺、神経……など、それらがどのように刺激されるか、理論的に説明していきます。
性的興奮の指圧のポイントをおさえていく、楽しい実践の時間もありますよ。」
何のことやらさっぱり分かりませんが、その専門的で学術的で、怪しい響きの言葉に興奮を覚えます。
文面の最後には、友達を誘ってきてもいいと記されていたので、語学学校の友人や、 シェアハウスの仲間に声をかけてみました。ですが、みな、一様に怖気づいて、不審そうな表情を浮かべます。
「え~、大丈夫?」
「興味はあるけど怪しいんじゃないの?」
「本当にそんな学校があるの?」
まあ、普通はそう言いますよね。でも、好奇心が抑えられないわたしは、心配する友人たちをよそに一人で向かったのです。
セクシーなキャメロンディアス似の金髪美女講師との出会い
( ↑ 実際の写真:キャンドルが灯るセックスワークショップ)
場所はシドニーの郊外でした。
最寄り駅からタクシーに乗り、先生のご自宅まで向かいます。
チャイムを鳴らすと、玄関の扉が開き、金髪で、真っ赤なワンピースを着たキャメロン・ディアス似の女性が迎えてくれました。
タイトなワンピースからは、大きな胸の谷間が覗いていて、女性のわたしが見ても、ゾクッとするような色気を醸し出しています。
彼女がエマ(Emma)。このセックス・ワークショップの主催者だったのです。