こんにちは。
mikaです。
お釈迦様の教えによると物質の身体を持つといわれている生命の次元は地獄・畜生・餓鬼・人間・天人の五道(阿修羅を入れると六)
梵天は身体を持ちませんし、禅定者しかそこにはいけないということは皆さんご存知だと思います。
なので輪廻転生が本当にあるのだとしたら、普通に生きている者全員がこの中のどこかに生まれ変わりますが、本当に禅を理解して修行を終えた人は生まれ変わることを望みませんので、身体を持った界には行きません。
— 畜生も「地獄」 —
そして仏教では動物の次元も地獄とされます。
動物は人間界にいるのではなく、地獄にいるのです。
どういうことかというと、人間の次元から見れば下のレベルにいるということです。
動物にはいろんなとこで自由がなく、サルならサルの生命のパターンで生きて死ぬ。
どう頑張ってもそれ以上に成長することは不可能なのです。
サルが一度でも「学校に行ってみようか」ということはないのですから。
なので、動物に生まれたらなんの成長もできないという話になります。
進化論ではなく。
— 動物に生まれ変わるということ —
地獄という次元は人間のレベルより低い次元ですので、動物に生まれ変わるということは人間界から堕ちたということ。
「立派になろう」とか努力することはできません。
だからそのレベルから復活することは不可能になります(例外もあるようですが)
— 動物でいるということ —
なので仏教から見れば動物は大変かわいそうな、残酷な状態です。
もし、自分が飼っているペットが生まれ変わる時に人間界以上にいけるとしたら、いま長生きすることはその仔にとってはすごい苦しみとなっているのです。
でも、今度生まれ変わってもまた動物であるのなら……
いま長生きすることは、その仔にとっても幸せなことと言えますよね。
— いい所に転生するように —
輪廻先は人間も動物も全て死ぬ瞬間に決まります。
なのでペットを飼っている人は、自分の愛しい仔が今度は人間界以上に生まれるように、その仔が息を引き取る間際まで喜びを感じられるよう送ってやることが、私たちにできる唯一のことかもしれませんね。
アメブロ
猫と癌と諸々と。。
『癌と闘わない 私の選択』
電子書籍 700円
《mika さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/mika_y/?c=157365