こんにちは、心理士の村田です。
ジョギングやウォーキングといった有酸素運動、特に朝の散歩は良いことだらけです。今回は、朝日と運動のパワーについて検討してみましょう。
朝散歩から得られる効果は、大きく分けて2つあります。
有酸素運動をすると、脂肪を燃焼させたり筋肉を鍛える効果の他、βエンドルフィン、ドーパミン、セロトニンなどの有益な脳内ホルモンが放出されることです。また、朝日を浴びることでセロトニンの分泌を促進します。
10の朝散歩効果
●生活リズムの改善、良質な睡眠
朝散歩はセロトニンを分泌させます。セロトニンは時間が経つとメラトニンという物質に変化します。メラトニンは睡眠を促進する物質です。ですから、朝散歩で良質な睡眠と正しい生活のリズムが生まれるのです。体や心の健康の上からも、生活リズムを整えることは必要です。また、朝食に味噌汁や豆乳を飲んでください。
●脳機能の活発化、やる気スイッチが入る
歩くとドーパミンが分泌されやる気が出てきます。そうすると、良いアイデアやヒラメキを得ることがあります。知識人でも、歩きながら考えるという人も少なくありません。私も歩くと良いアイデアが浮かびます。課題を考えながら歩くことで良いアイデアが浮かびます。
●ストレス発散作用
βエンドルフィン、セロトニンが不足するとストレスが溜まりやすくなります。βエンドルフィンが不足すると、不満を感じるようになり、セロトニンが少ないとイライラします。朝散歩すると爽快でリフレッシュします。これらの脳内ホルモンが分泌されるおかげです。
●ダイエット効果
体脂肪を燃焼させ、脂肪を減少させ体重が減ります。一時間の散歩で茶碗一杯分ぐらいのカロリーを消費します。少ないように見えますが、一年間で約10kgのダイエットになる計算です。
●細い脚になる
競歩の選手は素晴らしいプロポーションをしています。早足で歩くことで、競歩の選手のように引き締まった細い脚を手に入れることが出来ます。これは、細く引き締まった遅筋という筋肉が鍛えられるからです。
●足が長く見える
歩くとお尻の筋肉を引き揚げヒップアップします。プロポーションが良くなり、脚が長く見えるようになります。
●太りにくい体質になる
筋肉が充実するので、代謝が高くなり、太りにくい体質になります。運動は、脂肪をエネルギーに変え脂肪を減少させる褐色脂肪細胞を育てます。特に、褐色脂肪細胞は寒さにより活性化するので、この時期の運動は効果的です。
●冷え性を改善する
褐色脂肪細胞が活性すると、体温が高くなり、代謝が高くなるので、冷え性の改善を支援すること。私の場合も、体温は約0.5℃アップしました。
●食欲をコントロール
脳内ホルモンのセロトニンとβエンドルフィンが放出され、満腹中枢を活性化し、食欲をコントロールできます。
●綺麗になる
セロトニンは、抗重力筋という筋肉を強めます。すると、姿勢を良くし、目をパッチリさせ、口角を上げ、顔を引き締めます。つまり、綺麗になります
散歩を行うゴールデンタイムは食事前
朝起きた直後は空腹です。すでに、脂肪酸が血液中に多く流れています。
そのときにウォーキングをすれば、通常は脂肪の燃焼まで20分程度かかるところを、運動開始直後から脂肪を燃焼できます。もちろん夕食前や昼食前の空腹時でも、同様の効果が得られます。
食べた直後から食後2時間以内は、インスリン(脂肪にため込むホルモン)が分泌されています。このときは、脂肪を分解するリパーゼが働きにくい時間帯です。