では、感覚は何かというと、まず「五感：視覚・味覚・嗅覚・聴覚・触覚」が思い浮かびます。
身体の感覚から遠ざかり気味な現代人は、感覚だけで感じるよりも、感情（感覚＋思考・ストーリー）に振り回されるがちです。
まず「感覚」と「感情」を分けてみましょう。
それは、あなたの身体の声を聴くということにも繋がります。
「感覚で感じる」にはあなたの感覚器を活用します。
では、実際、どう違うのかというと；
【例：感情の場合】
・新しいことに挑戦しようと考えたら、（喉のあたりがキュッと締まり）前に失敗したことを思い出して不安になった。
【例：感覚の場合】
・新しいことに挑戦しようと考えたら、喉のあたりがキュッと締まり、みぞおちにズーンと重い感覚がした。（身体の感覚だけにフォーカス。そこに理由付けを求めない。）
これを続けていると、いかに自分の思考が作り出した幻想に振り回されているかに気づきます。
感情から思考・ストーリーを切り離していく練習です。
産まれたばかりの新生児を想像してください。
赤ちゃんは、お腹が空いたから泣く、気持ちいいから笑うと、とてもシンプルです。
余計な言い訳や条件付けはありません。
そんな感覚に戻っていく感じです。
そして、必要ならば、ここに前述の、秘密の呪文を組み合わせてみてください。
日々、この区分けをしてみましょう。
そして、思考による幻想によって操られる感情に引っ張られるよりも、感覚を感じられるようになると、身体の声に自然と耳を傾けられるようになり、直感と繋がりやすくなり、シンクロがどんどん起きてきます。
感覚の扉が開き出します。
五感と繋がったら……。
日本人の眠ってしまっている六感、七感、八感：
日本人は、地球人の中でも、感覚的に非常に優れた民族だと言われています。
私たちの先祖は、自然界のすべてのものに神・スピリットが存在することを知っていて、自然と対話したり、腹で感じたり、虫の知らせを受け取ったり、感覚的に素晴らしい遺伝子を持っています。
アクセスしようとしなかったから眠ってしまっている力、そのままではもったいないですね。
ベースにある五感が開いてきたら、この上の感覚にアクセスできるようになると聞いています。
私は、自然界から、自分から、人との関係性から、感覚を磨く練習を日々続けています。
特別な人だけではなく、私たちみんなが持っている感覚的な能力を蘇らせることで、私たち一人一人が地球であり、宇宙なんだということが実感できていくのだと思っています。
「感覚的に生きる」→「いま、ここを生きる」
最近、よく聞く「いま、ここを生きる」って、思考や感情にコントロールされない「感覚で感じている」ということなのです。
なぜなら、感覚には、過去も未来もないから。
感覚は、今、この瞬間瞬間にしか感じられないものなのです。
そして、たくさん感覚に栄養・刺激を与えてあげてください。
深く味わい、美しいものを観て、心踊る音を感じ、優しく触れたり触れられたり、風の香りを匂う……。
そんな風に感覚の扉をノックして見てください。
そして、その扉が開きし、様々な変容が起こりだしたら素晴らしいと思いませんか？ 一緒に始めましょう。
ヒーリング・アーティスト 大田雅子
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