年末年始は出費が多い!?
年末年始は出費が多い季節です。
お子さんがいる方でしたら、クリスマスプレゼント。
働いていらっしゃる方や学生さんなら忘年会、新年会。
お正月の帰省もただ田舎に帰るだけというわけには行かないのでそれなりに出費がかさみます。
ボーナスを貰える立場の方やへそくりがある方なら話は別ですが、そうでない人は大変です。
「うわー。すごい出費。なんとかならないかしら?」
こんな悲鳴があちこちから聞こえてきそうです。
みんながみんなお金持ちなら良いですが、現実はそうではありませんものね。
そこで、今からでも一緒にやってみませんか、節約。
お金をみんなが使えば景気が良くなる?
「経済って、お金を循環させることなんですよ。みんながお金をどんどん使えば景気が良くなるんです。そうすれば雇用だって増えるし、給料も上がるかもしれません。そうすれば、食卓に並ぶ品も増えるし、オシャレな服だって買えちゃいます。だからね、お金って使った方がいいんですよ!」
こんな感じのセリフ、聞いたことありませんか。
これ、そのまま信じてしまうとキケンなのです。
確かに考え方は正しいです。
だけど、考えて見て下さい。
だからって、みんなが本当にお金を使いまくって経済をよくしようとか思いますか?
それに、たとえばですが「じゃあ、お金を使ってこよう! 景気回復に貢献!」と言いながら、ラグジュアリーホテルでディナーなんか食べてみるとしましょう。
まず、こう思いますよね。
「着て行く服がない!」って。ということで服を買いました。
「あ! バッグもない!」と今度はバッグを買いました。
確かにお姫様気分を味わえるかもしれません。
料理も美味しいかもしれません。
インスタ映えするかもしれませんし、「いいね!」もたくさんつくかもしれません。
本心から望んでいるわけでもないのにそういうことを安易にやってしまうと、たぶんしっぺ返しが来ます。
使えるお金が一瞬で消えてしまったので翌日から食卓から皿がいくつか減るかもしれません。
高価な服や鞄を買ったのは良いけれど、そんなに頻繁にそれを使う機会もありません。
普通の服を買う余裕もなくなってしまいました。
……と、普通に考えたらこうなりますよね。
景気が良くなるどころか、家計が苦しくなると思います。
贅沢してはいけないわけではないです!
贅沢してはダメということではないのです。
たとえば家族サービスのために旅行に行くとか。
何かを達成して御褒美として高給ディナーを食べるとか。
あるいは憧れの人とデートとか。
セレブの世界を学ぶためにちょっとだけ背伸びしてラグジュアリーホテルに行ってみるとか、そういうのは良いと思います。
ちゃんとした目的があるなら有意義にお金を使った方がむしろ良いと思います。
では何がダメなのかというと浪費です。
本当は必要なくて、心の底から望んでいるかというとそうでもなくて、なければないで困らなくて、なんとなくノリや気分で使ってしまうお金。
これがヤバイ!