【TheMirrorTarotペンタクルシリーズ】〜ペンタクルの５〈失う事から学ぶステージ〉

今月のタロットからのメッセージをお届けさせていただきます。

今月は「失う事から学ぶ」ペンタクルの５番です。

何かを無くしてしまったり、思うようにやりたい事ができなかったり、
そんな時も人生には巡ってくるものと思いますが、必ず意味があります。

ペンタクルの５  〈失う事から学ぶステージ〉

ペンタクルの５番には、雪が降っているのに薄着しかなく、さらに怪我をして打ちひしがれている男性が描かれています。
大切な物を失ってしまい、絶望している姿を現したカード。
なにもかもうまくいかない……とがっかりしている時によく出るカードです。

何かを失うのは非常に辛い体験ですが、
それにより、今まで気付かなかった事がわかるようになるチャンスとも言えます。
失ってしがらみがなくなって、新たな道が見つかる事もあります。
失った事ではじめて、ありがたみに気付く事が出来たという体験をみんなした事があるのでは？

このカードは貧困を表しているカードでもあり、貧困の体験から、大切なことに気付く事がカギとなってきます。
どうして、このような状態になってしまったのか【今の状況の中から学んだ事は何か】に視点を向けてみましょう！

自分に失望し、すっかり自信もなくして、やる気を失ってしまっていませんか？
いたらなかった部分を反省して、ふたたび初心を思い出せばまた軌道に戻る事ができます。
自分のしてきた事をみつめ直して、軌道修正していきましょう！

ここは絶望を体験している中で助けてくれる人や、支えてくれる人たちの温かさを感じ、感謝の気持ちを思い出すステージ。
ボロボロになったあなたに手を差し伸べてくれるのは誰でしょう？
人々の優しさやぬくもりで、心の傷を癒し、回復していってくださいね。

誰かに相談する、助けてもらうという暗示も持っているカードです。
なんでも自分で出来ると、助けてくれる人たちを遠ざけていると誰もいなくなって、孤独になってしまいます。
時には人に助けてもらう事も必要なのです。
なんでもかんでも自分でやろうとせず、人に頼る事、お願いする事を身に付ける事もこのステージでの課題です。

ステンドグラスは知覚や理解の象徴と言われています。
信じる事、考え方によって見ている世界が変わる事を表しています。
ステンドグラスに汚れがたまっていては、本来の美しさを楽しむ事ができません。
その汚れを落として行くように、心に溜まっているモヤをひとつひとつぬぐい去っていきましょう。
今の状況に対して自分がどう考えているかはっきりさせる事で、道が開ける暗示があります。

雪はこのカードでは、寒さや逆境を表現しています。
でも春の花が咲くためには、冬という現象が必要なのです。
この事をしっかり心に置いて、逆境を耐え抜きましょう。
人生には冬の時期が繰り返しやってきます。
でも、厳しい冬の後には必ず春がやって来ます。
静かな冬のうちにできる事、頑張れる事は必ずありますので、そこに意識を集中するようにしてください。
流れがこないとむやみにあわてたり、騒いだりせず、今ある環境の中で出来る事に力を注ぐ事で未来への道が開けてくる暗示があります。
良いタイミングがやってくるまで、暖をとり、しっかり、パワー充電。
自分を信じる意思を今一度思い出して先に進んで下さいね！