令和元年9月メッセージ — 艱難を乗り越えた強靭な魂たちは、誰よりも豊かな神の祝福を受ける

9月

9月 6日12時10分の射手座での上弦の月を経て、14日13時33分には魚座で満月を迎えます。この日までの間、金星は乙女座に滞在しています。過去世でもご縁のあった、運命的なお相手との再会があるかもしれません。宇宙は、魂の願いを果たすために、“お膳立て”をしてくれています。18日には、山羊座の土星が逆行から順行に転じます。停滞感や過去のトラブルからくるトラウマ、逃げていたテーマから解放され、心身が軽くなった感覚をおぼえるでしょう。29日3時26分の天秤座での新月の頃には、パートナーシップが華やかになります。仕事での大口の契約獲得や、意中の異性との交際(ルノルマンカードの『魚』は性衝動の意味もあるので、官能的な面も際立つようです)が、成立に向かいそうです。文字通り、あなたの人生が新しいChapter(章)に入ったことを、実感できる一ヶ月となるでしょう。

 

『無名の南軍兵士の祈り』が偃武の現代に投げ掛けるもの — 誰よりも豊かな神の祝福を受ける9月に

140年前、アメリカの南北戦争に従軍し、負傷した南軍の兵士が、ニューヨーク州立大学病院の病室で記した「無名の南軍兵士の祈り」という詩があります。
偃武の世を享受しながらも、その酩酊の中で新たな苦悩を抱える、この現代日本で生きる私たちに、19世紀に書かれたこの詩は、何かを投げ掛けてきます。
今月は、それを紹介したいと思います。

9月

The Prayer of an Unknown Confederate Soldier



I asked God for strength,
that I might achieve.
I was made weak,

that I might learn humbly to obey…



I asked for health,
that I might do great things.
I was given infirmity,

that I might do better things…



I asked for riches,

that I might be happy,
I was given poverty,

that I might be wise…



I asked for power,

that I might have the praise of men.
I was given weakness,

that I might feel the need of God…



I asked for all things,

that I might enjoy life.
I was given life,

that I might enjoy all things…



I got nothing I asked for —

but everything I had hoped for;
Almost despite myself,

my unspoken prayers were answered.
I am, among men, most richly blessed!

大事をなすための力を与えてほしいと神に願ったのに
従順さを学ぶようにと 弱い人になった
偉大なことができるようにと健康を望んだのに
より善きことができるようにと病弱さを与えられた
幸せになるために富を求めたのに
賢くなれるようにと 貧しさを授かった
人々の賞賛を得ようとして力を求めたのに
神の必要を感じるようにと 弱さを授かった
生活を楽しもうとあらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと 生命だけを授かった
求めたものは何も与えられなかったが
願ったことはすべて叶った
こんな私なのに、声を出して言わなかった祈りも
すべて叶えられ 私は誰よりも豊かな神の祝福を受けた

あなたが一見理不尽にも見える苦難と戦っている姿を、あなたを愛する人は、ちゃんと見ています。

汚れのない祈りは、必ず天に通ずるものです。

艱難を乗り越え、ひたむきに生きてきたあなたが、この9月、誰よりも豊かな神の祝福を受けられるよう、祈念しています。

 

(了)

姓名学者・八田運命総合鑑定所主宰/八田靖彦

 

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