令和元年6月メッセージ — 真実の愛を待ちわびた魂たちに、突然の幸福が舞い降りる

6月

長き停滞にイライラが募った5月 — 打って変わって七赤金星6月は、恋愛のビッグチャンスが訪れる楽しい雰囲気に

天皇陛下の代替わりを迎えた激動の5月が終わり、6月に入りました。
皆様はこの5月、どんな気持ちでお過ごしになられましたでしょうか。

九星気学の基本である後天定位盤で観ると、今年(平成31年→令和元年)の年運は八白土星で、この5月の月運も、己巳で八白土星が重なる月でした。
八白の象意は“断絶、停止、曲がり角”。

年運に加えて月運も八白ということで、社会的には文字通り“改元”という時代の曲がり角と言うべき事象がありましたが、社会を構成する個人に於いては、“停止”という象意の影響からか、物事がなかなか思い通りに進まず、イライラした場面が多かったのではないでしょうか。
しかし6月6日、月運が八白土星から七赤金星に移ります。
七赤の象意は“収穫、豊作、恋愛、色情、邂逅、接吻(キス)”。
上記の一行を読んで、心を躍らせた方も多いのではないでしょうか。
そうです。
待ちに待った、美しく華やかな恋愛のビッグチャンスが、訪れる気配です。

6月

 

6月のキーワードは“置き換わる” — 双子座新月~夏至のマジックシーズンが、世界中で歓喜と悦楽の宴を演出する

6月の月運の干支は“庚午”。
“庚”は戦争、武器(刀)、“午”は季節で言う真夏を表します。
恋愛も、まさに男(雄)と女(雌)が、それぞれの人生を賭けて獲得を目指す、戦争のようなもの。この6月(新暦7月6日まで)はまさに、真夏の空の下で、激しい恋愛模様がそこここで生まれるようです。

西洋占星術の観点でいえば、3日の新月は双子座。既に第7ハウスに差し掛かっています。
太陽、月、水星、火星にドラゴンヘッドが集結し、ディセンダントとの相関もあり、まさに魂で結ばれた本命の相手との邂逅、結婚、統合の可能性が高まってきています。
おそらく22日の夏至までに、運命の相手との出逢い、再会または何らかの形でのコンタクトが、できるようになるでしょう。
その相手は、自分の想像していた異性とは違う人物であるかもしれません。
しかし、その出逢い自体が、宇宙の演出による邂逅ですので、お互いに好意を抱き、交際に発展するまで、それほど時間はかからない状況となる可能性が高いでしょう。
そしてその交際は、暴力や破財といったマイナス面はなく、明るく楽天的な、お互いにとって癒されるような、喜ばしいおつき合いとなるはずです。

6月

 

総画13・大吉数の“令和”時代の吉意は、6月6日に始まる — 心から愛する存在を守る優しい風となろう

前回の記事で触れた通り、今回の新元号『令和』は、姓名判断では総画13の大吉数です。
“13”は、朗らかで家庭円満、頭脳明晰で技能と才気に溢れ、それぞれの特性を活かして生活を営む、といった明るい暗示があります。一方的に依存するのではなく、カップルがお互いを尊重し、支え合うという社会が成立するでしょう。
“停止”の暗示があった八白土星・5月を抜け、“豊作”の6月がやってきました。
この1ヶ月間、皆様の許に、素敵な愛の“収穫”が訪れることを、祈っています。

最後に、私が敬愛する詩人・吉野弘(1926~2014)の詩集『贈るうた』の中から、「生命は」という詩をご紹介しましょう。

生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい

花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする 



生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ 



世界は多分

他者の総和
しかし
互いに

欠如を満たすなどとは

知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士

無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ? 



花が咲いている
すぐ近くまで
虻(あぶ)の姿をした他者が

光をまとって飛んできている 



私も  あるとき
誰かのための虻(あぶ)だったろう
あなたも  あるとき

私のための風だったかもしれない




人間は、決して一人では、生きられません。
この6月はどうぞ、あなたにとって最愛の存在を守る、優しい風と、なってください。

(了)

姓名学者・八田運命総合鑑定所主宰/八田靖彦

 

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