【双子座編3】モッくまくんのはれんちギリシャ神話分析 ~才能の元種をウッカリ殺してしまったら~

双子座

こんにちは!
占星術家・セラピストの木星です。

【双子座編1】【双子座編2】の
分析から、双子座さんの
「『好き』をいち早く届ける力」
「自分の才能を見失う可能性」
について、お話しきました(^^

今日はその続き~。
表の双子座神話の背後に隠された
もう一つ神話。

女の双子の物語を
もう一度シェアしておきましょうー。

今回はギャク無し(; ・`д・´)キリッ
どんどん行きますよー!
みんな、ついて来てるー!?

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ヘレネとクリュタイムネストラ

カストールとポルックスには
それぞれ共に卵から生まれた
二人の姉妹がおりました。

ポルックスと共に生まれたヘレネは、
ゼウスの血を引く絶世の美女。

一方、兄カストールと同じ卵から
生まれたのはクリュタイムネストラ。
こちらは普通の人間でした。

双子座

ヘレネはあまりの美しさから
世界中の男たちを虜にし、
ついには国と国とでヘレネを
奪い合うトロイア戦争を引き起こします。

その戦に駆り出された
クリュタイムネストラの夫
アガメムノンは
自らの艦隊を率いて出港しようと
港に出ますが……。

その瞬間、吹いていた風が止み
一行は港に足止めとなるのです。

アガメムノンは、かつて森で
月の女神アルテミスの鹿を
射ち殺したことがあり、
その怒りをかったのです。

アルテミスはアガメムノンに
「助けて欲しくばそなたの娘を
生贄に捧げよ」と神託を告げます。

アガメムノンは
妻クリュタイムネストラの怒りを恐れ
「娘は、さる英雄に嫁がせる」と
ウソを付き、我が子を生贄に捧げます。

こうして無事トロイアへと遠征した
アガメムノン。
ところが偶然、真実を知った
クリュタイムネストラは大激怒し
密かに夫への復讐を誓います。

遠征から戻った夫に、何食わぬ顔で
入浴を勧め、その間に
腕と首を縫い付けた衣服を用意。

風呂から上がり、上手く
着れずにもがいている夫を
短剣で一突きし、復讐を
果たしたと言います。
・・・・・・・・・・・・

 

双子座

モッくま
「神話分析がだんだんマニアックに
なってきて、皆ついてきてるか
心配だなあ……」

木 星
「大丈夫よ。
TRINITYさんの読者はオタク……じゃなかった
深みのある知性の持ち主が多いから♥」

モッくま
「またそうやって地味に挑発する……。
ぼくの愛嬌でカバーできる範囲も
限界がありますよ?

さて、
神話に出てくる『天罰のような生贄』は
『使わなかった、人の才能』
いわば『才能の残骸』の象徴と言いましたね。
これについて
もっと詳しく教えてください」

木 星
「その前に、
この双子たちの壮大な神話を
『一人の人の内側』と
捉えなおしてみましょっか。

登場するすべての男 = 内なる男性性
登場するすべての女 = 内なる女性性

そう考えるの」

モッくま
「ふむ。そうなると、

夫アガメムノン = 男性性
生贄にされた娘 = 女性性

ってことですねえ。
内なるオトコが、内なるオンナを
生贄に捧げ、死に追いやった……。

しかも神託を告げた女神アルテミスだって
女じゃないですか。
オンナがオンナを……
何だかおかしくないですか?」