普段は神社仏閣には無関心だけれど、初詣だけは行い、神様に一年のお願い事をする……という人が多いことでしょう。
鳥居をくぐるまで長蛇の列となり、境内は多くの人でごった返すことが多い初詣。
果たしてそんな状況で、神様は本当にお願い事を聞いてくださっているのか、気になりますよね。
日本人が大好きな初詣には、神様的に、そしてエネルギー的には、どのような意味があるのでしょうか?
実際に神様に、初詣について尋ねてみる
私は神様からのお言葉を受け取ることができますので、実際に氏神様に、初詣について尋ねてみました。
すると、初詣は参拝者が多すぎるため、やはり全員のお願い事を聞くことができない……というご回答でした。
特に日が沈んだあとの暗闇の中では、神様は力を使うことができません。
ですから、例え元旦を迎えるおめでたい深夜0時の参拝であっても、神様は何もすることができず、ただ参拝者を眺めているだけ……ということです。
それでも、たくさんの方が参られることを、嬉しく思われてはいるようです。
境内のエネルギーが最も高いのは、「日が昇る瞬間」の時刻になります。
それ以前は、例え元旦であっても、闇の時間帯となってしまいます。
ですから、元旦の0時の参拝よりも、初日の出(7時前後)のあとの参拝の方が、神様はパワーを与えてくださるというのです。
しかし、午後になると境内の気の穢れが増えますから、午前中までの参拝の方がいいようです。
ベストなのは、「日の出の時刻から、午前10時頃まで」というお話でした。
その時間帯に参拝すると、お願い事を叶えるというよりは、神様がパワーを与えてくださる……ということです。(願い事は、結局は自分自身で叶えるものだからです)
また、想像がつくとは思いますが、初詣に年1回だけ参拝するだけでは、神様からお目をかけてもらえることはありません。
人間関係と同じで、やはり普段からどれだけ良いコミュニケーションを取っているのか……ということが大切なのは、言うまでもありません。
毎月のように参拝している神社であれば、神様は初詣のときも、歓迎してくださることでしょう。
多くの人にとっての初詣の意味とは
上記のように、例え初詣であったとしても、午後以降から陽が昇るまでの参拝では、神様からのご利益(パワー)を、ほとんどいただくことができません。
その上に、年に一度だけ顔を出す程度では、神様からほとんど気にかけてもらえない……ということも、お伝えしました。
では、多くの人にとっての初詣は、意味のない行為になるのでしょうか?
思うに、多くの人が初詣で真剣に神様に関わろうと考えているのではなく、あくまでも「新年の楽しいイベント」と捉えているのではないでしょうか。
そして、お正月に手を合わせてお願い事をするということは、一年間の目標を心に掲げ、神様に宣言しているということにもなります。
つまり、自分自身の心に、「今年は、こんな年になるように過ごしていこう」と刷り込んでいるということで「自分自身に宣言している」ということになります。
また、年の頭に神様にきちんとご挨拶をすることで、「これで、良い年になるだろう」という、安心や希望を感じることもできるはずです。
初詣のエネルギー的な意味のまとめ
結局のところ、初詣は自分自身の気持ちを引き締めたり、生きる方向性を見出したり、希望や安心を感じたりするために、行うものであるといえるのでしょう。
新しい御札やお守りを買ったり、おみくじを引いたりしてワイワイ過ごすような、楽しさもありますね。
そこに神様との関りがあるかどうかは、それほど重要ではないのです。
ひんぱんに通っている神社仏閣で、日の出から10時頃までの間に初詣をするのがベストであるといえます。
しかし、特に神様からのパワーをもらうことを目的としなくてもいいでしょう。
「初詣は、自分自身の心を正し、自分自身に宣言をする場である」
……そう思って参拝すると、また違った充実感を見出せるかもしれません。
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