ハンディキャップを選んで、この地球に生まれ変わる意味〜キプロスのカズコより

「人生はゲーム」と同じなのです。 良い条件のカードを沢山持っていても、使い方によっては、上手く、物事が運ばないこともあります。 最終的なゴールばかりに意識を持って行くよりも、今を大事に生きることです。

【ハンディキャップを選んで、この地球に生まれ変わる意味】

気温が40度近くもあるパフォスの海岸通りを歩いていると、時々、両腕がない男性が泳いでいるのを見かけます。

金槌のマイケルは、深さ1メートルのところで、足をバタバタさせています。

キプロスは海に囲まれた島国なので、「みんな、泳げるはず?」という観念がありましたが、マイケルは標高2000メートル近い山の村で生まれたので、泳ぐことを知らないまま、イギリス留学を経て、オーストラリアに移住しました。

そんなマイケルも私も、両腕がない男性が上手く泳いでいるのをみると、感動で胸が一杯になります。

 

この数十年間で、身障者に対しての考え方が変わって来ています。

なぜ、ハンディキャップを持って生まれて来るのでしょうか?

すべての人が生まれ変わるときに、カルマの解消を目的に生まれ変わります。

それは、どんな人でもです。

英国の王子さまでさえも、その人が設定したカルマの解消を行うためにその両親を選び、生まれ変わっています。

この世で生活を送るためには、肉体が必要になります。

現世の人生の中で、過去世での大きなカルマを早く返済することを最初にしてしまうことを選ぶ人もいます。

身障者であるために、迫害されてしまったり、虐めにあったりする時代もありました。

ここ最近は、身障者だからといって、虐めに遭う事は多くないでしょう。

私の父は死に別れの前妻との間に、ダウン症の娘がいました。

母はその連れ子を受け入れ、育てました。

私が小学校のときには、ダウン症の姉がいるというだけで虐めの対象になりました。
また、反抗しない姉の体を蹴ったり、トランポリンの代わりにお腹の上でピョンピョン跳ねる子供もいました。

ラテン系のような母親でしたから、そのようなことを訴えても、「放っておきなさい!」と言われるだけでした。

誰が見ても、母親が産んだ子供としか思えないほど、母は姉を可愛がっていました。

ハンディキャップを持って生まれたからと言っても、姉のように全く持っていつも笑顔で元気で精神年齢が無邪気なままで、肉体は年を取っていますが、考え方は周りの人を笑顔にし続けてくれます。

難しい会話は出来ませんが、それでも、大人の思考になりつつ会話に絶妙なタイミングで、手を握って笑顔で「可愛いね~」「気にしない」「いいね~」と言われると、天使からのメッセージのように聞こえることもあります。

私たちが現世に肉体を持つとき、容姿や背格好までも、自分で決めて来ます。

男性で身長が低い人はある意味ハンディキャップとして、カルマの解消を生まれる前に準備して来ています。
何度も生まれ変わることを目的にしたくない場合は、一度にハードルの高いハンディキャップを持つことで、カルマを半減できることを魂が決めて来ています。

もちろん、体のハンディキャップがある場合は、周りにその人が生活出来るように手助けできる人を準備しています。

伝説の身障者と言えば、ヘレンケラーは、特別な役目を持って生まれ変わっています。

 

本来、人間は霊的なものです。

霊性こそが神の子としての人間の神性であり、肉体は、その纏う衣類に過ぎないということを証明するかのように、ひとつの時代を切り開くために、その時代に登場する身障者がいます。

一昔、イケメンで五体不満足という著者の方が水星の如くメディアに現れました。

みずがめ座の時代は、女性が活躍する時代です。

革命精神を持ち、豊かな発想力やアイディア、インスピレーションに恵まれたハンディキャップを持った女性が現れました。

彼女の名前は、佐野有美さん。

左足に3本だけの指を持って生まれた方です。

「手足がないチアリーダー」という書籍があります。

器用に左足3本でお化粧したりする姿を見ていると、ハンディキャップがあるように思えないほど愛らしい女性です。

有美さんの活躍によって、もっと、女性やハンディキャップを持っている人達が社会と関わりを持つことができるようになれば素晴らしいことです。

ハンディキャップがあっても、結婚も出来ますし、臓器が健康体であれば、お子さんも持てる事でしょう。