ー広がるネット炎上とどう向き合っていくかーUdaraのイタリアンスピリチュアルライフ vol.27

ネットは正しく使えば、有効なツールでもあります。

この夏、イタリアのシチリア、ナポリ近郊など火災が続いています。

火災と言えば、ネット上では炎上が当たり前に起きるようになりました。

日本では2004年頃からネット炎上という言葉が使われるようになったそうです。

このような現象は英語圏でも同様、炎が燃える様子を表すFLAREが使われ、ネットの普及とともに世界中で炎が拡大しているのです。
その上で、ネット社会と現実を共存させいく道を「炎」の性質になぞらえて、探っていきたいと思います。
世界中の相手とリアルに面と向かって向き合わう必要のないネット上での世界では、炎上に関わる人々を中毒状態にし、それは当人だけではなく、その周辺や通りすがりの人々にまで及びます。

特にバーチャルな状態で起きる炎上は、不完全燃焼の状態と言えます。
まるで、目に見えない一酸化炭素を無意識のまま吸い込んでしまっているかのようです。
不完全燃焼とは、ご存知の通り、物質が燃焼する際に酸素が不足しているためススや一酸化炭素が生じる状態です。
それは人体にとってとても有害なものです。
また、思うような結果が得られずに悶々としているような気持ちを表す時にも不完全燃焼という言葉が使われます。

 

身体にも同様に不完全燃焼があります。

生命の源とも言える性エネルギーが循環する性行為の際に、エネルギーがうまく循環されていない状態です。
完全燃焼に十分に新鮮な空気が必要であるのと同様に、性エネルギーが身体を健全に巡るためには、十分な呼吸と接触が必要です。
それにより、生体電子エネルギーを得ることができます。
この生体電子エネルギーには、人間の身体を癒す役目を果たす役目があり、「生きる意欲」や「幸福感」とも深く関係していると言われています。

性エネルギーが倒錯した状態で発散されると、炎上と同様に不完全燃焼になります。
例えば、バーチャルな状態や短時間の性行為では、頭痛、漠然とした不安などに悩まされる人も多いことがわかっています。
一方、リアルな世界において炎は、その性質上、危険であるだけでなく、人間の生命活動にとって欠かせないものでもあります。
炎のゆらぎは、1/fのゆらぎをもつとも言われ、暗闇でほのかに輝くキャンドルは、まさに ヒーリングや深い瞑想を誘導する効果もあります。
さらに、夜空に輝く花火、多くの人々が集めるばかりでなく遠く離 れている人にもインパクトを与えます。
キャンプファイアーの炎は人に暖かさやつながり、命の神秘を感じることができます。
最近ネット上では、このように人を惹きつけてやまない炎のパワーを巧みに使い、意図的に炎上させるマーケティングもあります。

ネット上では、実在の「炎」が見えないだけに「火気の取り扱いにご注意ください。」という喚起が起こりづらく、炎上に関わることで
・中毒性があること、
・人体に有害である可能性が高いこと
・飛び火する可能性があることなど
の危険性が考慮されないまま放置されているのが現状です。

ネットは正しく使えば、有効なツールでもあります。
炎上による影響を防ぐために、近づかないことが何よりですが酸素を取り入れやすい健全な心と体づくりを。

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