インテリア風水で一番大切なのは、お部屋に太陽のような光あふれるエネルギーを満たすこと…これも風水

みんなの笑い声がある
温かいエネルギーのある空間

こんにちは、風水カウンセラー 珠木結生です。
私には甥っ子がいるのですが、私の父が病気で倒れたことがあって、ちょうど2~6歳までの4年間、両親、妹夫婦、そして私と、家族みんなで一緒に暮らしたことがありました。どちらかと言うと、見た目はすっきりと、整理整頓をするタイプの私が、一人暮らしから、大家族の暮らし。さらに、2歳の甥っ子と一緒。

私の部屋はどうやら、隠れ基地みたいな存在で、私が仕事から帰り、やっと一人の時間…と、ゆっくりしたい時に、キャーっとブロックを持って入ってきたり、ぴしっと整えたベッドの上で、トランポリンしたり…。時に、私がキー!っとなってしまうこともありました。

それで、その生活から、自分のスペースがある生活に戻り、甥っ子ももう6年生となりました。今、自分の住んでいるスペースを見渡せば、ぴしっとホテルのように整えられたベッド、ぴしっと並んだ本棚…静かに心地よい音楽が流れ、キャンドルが灯り…もちろん、それはそれで私にとってとても心地よいものなのですが。

ふと振り返れば、いろいろな意味で一番大変だった、家族みんなで、父を助けるために一緒に暮らしていたあの頃…
ブロックがちらばり、大家族の洗濯物がやまもり盛られたソファーのあるリビング、甥っ子が飛び跳ねた後の、しわくちゃのベッド。自分の部屋から一歩踏み出せば、決して整理整頓されていた場所ではありませんでしたが、そこには、いつでもみんなの笑い声があって、とても温かいエネルギーに満たされていました。

もしかしたら、この温かいエネルギーこそが、インテリア風水には一番必要なことかもしれません。

家族のコミュニケーションがほとんどなく、冷たい雰囲気が流れていたら…もし、自分自身を大切に思えないのと同じように、お部屋に対しても大切に思う気持ちがなかったら…、一人で暮らしていることを楽しめず、一人でさみしいということにばかりフォーカスしていたら…どんなにきれいに整えられても、そのお部屋には、太陽のような温かいエネルギーが全くなく、生きていないことになります。

お部屋を活き活きした
エネルギーでいっぱいにするには?

ですから、毎日の生活の中に、楽しいこと、笑い、気楽な気分、リラックスした時間…そんな時間を増やしていきましょう。お部屋を活き活きしたエネルギーでいっぱいに満たしていきましょう。

よく、風水的に、お部屋に観葉植物を置きましょう、お花を飾りましょうという情報がありますが、これは、植物の持つ活き活きしたエネルギーをお部屋に補填する方法です。置くだけでも効果はありますが、もし、その植物やお花を大切に思ったり、見るだけでうきうきしたりしていたら、さらに輝くようなエネルギーが倍増していくことでしょう。

そして、音楽や香り、ペットなど自分が大好きなものもエネルギーを倍増するもののひとつです。そのものからのエネルギーに加えて、自分の心からの、わくわくしたエネルギー、生命力が拡大していく手助けになるものです。

これは一人で暮らしていても、複数の人と暮らしていても、同じことが言えます。一人で暮らしていたとしても、一歩自分の部屋に入った瞬間に、なんともいえない温かい感じ、ほっとした気持ち、活き活きした気分になれたなら、そのお部屋はあなたにとって、ただ過ごすだけでエネルギーをチャージできる場所になるのです。

そうしたら、多少お部屋が散らかっていても、燦燦と太陽が輝き、温かいエネルギーに満たされて、そして、自分自身が元気になっていくのが感じられるはずです。元気が出たら、大切な部屋のために、ちょっと片づけをしてあげたくなるかもしれません。

インテリア風水の本来の目的は、部屋に、そして自分自身に、太陽のような、光あふれるエネルギーを満たすということ…そんな風に私は思っています。