シェフ佐藤の食と自然治癒力PART.22~「白血病はこれからも増えていく?!」

放射能の問題

福島原発事故で問題となっている放射能汚染により、近い将来白血病や甲状腺ガンに侵される人が増える恐れがあると私は危惧しています。

白血病は、骨髄の造血作用が低下し、本来血液が持つ免疫が極度に低下する病気で、血液のガンともいわれています。不完全な白血球が増加することで正常な白血球の活動が阻害されるというのが特徴です。人間の身体は、常に遺伝子DNAを用いることで新しい細胞を作り続け、古い細胞から新しい細胞へと絶えず作り変えられていますが、放射線がこのDNAを傷つけることで不完全な細胞が作られてしまいます。この不完全な細胞がガン細胞となる可能性が多いので、被爆によってガンを発症する危険性が高くなります。白血病については、骨髄細胞を新しいものへ置き換える頻度が高いので、放射線によるガン細胞の増加率も高くなってしまいます。

白血病を患った場合は、まず身体を冷やす陰性の食品を避けるようにすること。例に挙げると、単糖類(果物・ハチミツ・チョコレート等)、二糖類(砂糖・牛乳等)、乳製品、生野菜、麦を使ったパンや麺類など。香辛料も控えるようにします。南国原産の果物(パパイヤ・マンゴー・パイナップル・パッションフルーツなど)は、特に身体を冷やすので注意しなければなりません。これら陰性の食品が体内に取り込まれ、骨髄に集まると、白血球をはじめとした血液細胞の生成にも悪影響を及ぼします。

白血病を改善するための普段の食事は、玄米雑穀ご飯を主食とし、身体を温める陽性の食品例えば、大根・ゴボウ・人参・レンコン等の根菜類に昆布と梅干を加えて長時間煮た煮しめや海藻の味噌汁を毎日の食事にとり入れます。この食事を続けることで細胞の活動が活発になり、免疫力も高まっていきます。免疫力が高まると、白血病になる確率は低くなります。

三陸産ひじきを始め、海藻は身体を温める

身体に負担をかけずに身体をあたためる理想的な食材は、根菜類やひじき、昆布です。ただし、調理法が適していないと効果が薄くなります。調理には砂糖や油脂類を使わず、自然水と梅干、昆布を使って根菜を長時間煮ると身体を温める陽性の働きが増し、煮れば煮るほどさらにその働きが強くなります。

ひじきと昆布は、海藻の中でも身体を温める陽性の作用が強い食材です。また、カルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。根菜と梅干を一緒に入れてゆっくりと煮ることで、身体に有効な栄養素が吸収されやすくなります。また、長時間煮詰めていくと甘味が強くなり、身体に負担をかける砂糖やみりんを使う必要もありません。

昆布を一緒に入れることで、ひじきには含まれていないヨウ素・ビタミンB12・ビタミンCも摂取できます。また、ヨウ素不足で起こる甲状腺腫など甲状腺に関係する病気の改善・予防も期待でき、さらに陽性の食材である根菜を組み合わせることで、身体をより温める作用があります。
ひじき・昆布と根菜の煮物レシピ http://ameblo.jp/szato/entry-10444740723.html