ヨガやマッサージだけじゃない! アーユルヴェーダ5000年の奥義 PART.20 インドの神様編⑤

ラーマ神

インド(ヒンドゥー教)にはたくさんの神様がいると思ったことはありませんか? でもそれぞれの神様の特長を知る機会はなかなかありません。今回はヒンドゥー教を代表する3大神から土着の神様まで、アーユルヴェーダライフさんから教えていただきました! 今回はその第5弾です! 叙事詩の神々(ラーマヤナ、マハーバラタなど)をご紹介します。

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ラーマ神(Rama)
▼概要
インドの叙事詩「ラーマーヤナ」の主人公。ヴィシュヌ神の7番目のアヴァターラ(化身)とされる。

イクシュヴァーク王統に生まれた薔薇色の瞳を持つ英雄で、インドの理想君主像。シーターを妃とした。「ラーマーヤナ」は、「ラーマ王行状記」の意味にて、古代インドの大長編叙事詩(全7巻)。サンスクリットで書かれており、その長さは48,000行に及ぶ。ヒンドゥー教の神話と、古代英雄であるコーサラ国のラーマ王子に関する伝説をまとめた内容となっている。
 

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ハヌマーン神(Hanuman)
▼概要

インド神話におけるヴァナラ(猿族)の1人。風神ヴァーユの化身であり、ヴァーユが猿王ケーシャーリーの妻アンジャナーとの間にもうけた子とされる。

変幻自在の体は、大きさや姿を自在に変えられ、空を飛ぶ事もできる。大柄で顔は赤く、長い尻尾を持ち雷鳴のような咆哮を放つとされる。叙事詩「ラーマーヤナ」では、主人公ラーマを幾度となく助け、猿族の中でも最も優れた戦士、弁舌家とされている。
 

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クリシュナ神(Krishna)
▼概要
ヴィシュヌ神の第8のアヴァターラ(化身)とされる。

叙事詩「マハーバーラタ」の中の「バガヴァッド・ギーター」において、主人公アルジュナの導き手として登場する。「マハーバーラタ」は、ヒンドゥー教の聖典のうちでも重視されるものの1つであり、また世界3大叙事詩の一つとされる。「ラーマーヤナ」と並ぶインド2大叙事詩の1つでもある。原本はサンスクリットで書かれ、全18巻、100,000詩節、200,000行を超えるとされる。これは聖書の4倍の長さに相当する。

インドにおけるクリシュナの人気はヴィシュヌ神に匹敵するほどであり、ゴウディヤ・ヴァイシュナヴァ派では最高神に位置づけられ、他の全ての化身の起源とみなされている。クリシュナにまつわる物語も数多く、幼児期や青春期の恋愛物語の主人公、英雄の導き手としてなどその立場は多種多様だが、根幹部分の設定は変わらない。