ホテル椿山荘東京 登録有形文化財 椿山荘三重塔「圓通閣」修復落慶記念茶会を開催

昨年の落慶法要の様子

椿山荘では、10月16日(火)に椿山荘三重塔「圓通閣(えんつうかく)」の 修復落慶から1年を記念した「椿山荘三重塔修復落慶記念茶会」を、椿山荘が運営する料亭「錦水」で開催します。


料亭「錦水」入口

今回の記念茶会は、相国寺承天閣美術館の協賛で開催。
当日の茶会席主として、濃茶席は 臨済宗相国寺派の管長であり、昨年の落慶法要の際にも尽力した有馬賴底(ありまらいてい)猊下、 薄茶席は表千家不審庵の家元直門・教授である渡邊千保氏を招へい。
また、観音様の月命日にあたる 翌10月17日(水)には「観音祭」として、三重塔に奉安されている「聖観世音菩薩」1周年の法要も執り行うとのこと。


聖観世音菩薩

修復落慶から1年を迎える椿山荘三重塔は、もともと広島県・竹林寺に建立されましたが、元勲山縣有朊公より庭園を譲り受けた藤田組2代目当主・藤田平太郎男爵により1925年に現在の場所に移築されました。現在では、旧寛永寺の 五重塔、池上本門寺の五重塔とならび、東京に現存する3つの古塔のひとつで、登録有形文化財とされています。


庭園全景

昨年の改修時には、室町時代前期1420年頃の部材が使用されていることが判明しました。また、天井絵 として「宝相華(ほうそうげ)」と呼ばれる唐草文様を天然緑青、天然群青、朱、弁柄で彩色し、一枚一枚手書きで 復元し、塔の初重には、京都の仏師宇野孝光氏による「聖観世音菩薩」を奉安し、三重塔は新たに「圓通閣(えんつうかく)」という名を授かり、名乗るようになりました。

現在多くの観光客が見学に訪れている椿山荘三重塔ならびに聖観世音菩薩。特別な日に訪れてはいかがでしょうか?

  

「椿山荘三重塔修復落慶記念茶会」開催概要
主催 藤田観光株式会社
協賛 相国寺承天閣美術館
日時 20121016日(火)
9時、1030分、12時、1330分、15 (全5回)
濃茶席 席主 臨済宗相国寺派 管長 有馬賴底
薄茶席 席主 表千家 渡邊千保 点心席 112-8680 東京都文京区関口2-10-8
椿山荘内 料亭「錦水」
定員 300
会費 : 20,000
お問い合わせ
「椿山荘三重塔修復落慶記念茶会」事務局TEL:03-5981-7750