家庭で手軽にできるレシピを紹介! 「マクロビオティックカレーライス」

これまで3回に渡って、「マクロビオティックと断食の活用法」「マクロビオティックにおいて目指すもの PART.1 PART.2」をご紹介してきましたが、今回はマクロビオティックレシピをご紹介します。

第1回目としまして、誰でも大好きなカレーと、さっぱりとした付け合せに、みょうがの簡単ピクルスをご紹介します。野菜だけとはいえ、しっかり作ると、とても満足感がありますので、どっしり食べたい時とあっさり食べたい時とで、しっかり時間を掛けたり、少し手抜きをしたりと、作るみなさまにお任せいたします。 ぜひお試しくださいませ。

カレー(4~5人分) ▼材料 玉ねぎ (大) 4個 トマト     6~7個 旬の野菜(今回はインゲン)  250gくらい 塩、コショウ、カレーパウダー、ごま油適宜 しょうゆ 小さじ1~1.5 味噌 小さじ2分の1~1

▼下ごしらえ ①玉ねぎは皮をむき、すべて繊維にそって、くし型の放射状に切ります。 ②インゲンは1本ずつよく洗い、すべて斜め切りにします。 ③トマトはヘタを取り除き、くし型の放射状に切り、少量の塩・コショウ・カレーパウダーでさっくりと混ぜてなじませておきます。

▼調理 ①厚手の鍋を用意し、軽く熱し、ごま油を1滴落とします。(決して強火で熱し過ぎないように) ②鍋が温まったら、玉ねぎをすべて入れ、少し塩を加え、焦げないように、マクロビオティックの手法に基づき、弱火で蒸し煮にします。

時間がないときやあっさり仕上げたいときは、軽い中火で炒めてもOKです。 玉ねぎからの水分が少ないようであれば、水を加えて炒め煮にします。 時々返しながら、玉ねぎが甘くなるまで、じっくりと蒸し煮あるいは炒め煮にし、玉ねぎからコクと旨みを充分に引き出します。 2時間くらいかかる作業ではありますが、場合によっては火加減などで短縮してください。

③その間に別のフライパンでインゲンを炒めます。 ごま油を1滴落とし、水で軽く炒め煮にしますが、塩・コショウ・カレーパウダーを少量ずつ加えて下味を付けます。 さっくりと、でも中はしっとり仕上げるのが理想です。

④玉ねぎが充分に甘くやわらかくなったら、鍋の向こう半分に玉ねぎをすべて寄せ、手前半分のところにごま油を1滴落とし、フライパンで炒めたインゲンを加え、玉ねぎと混ぜ合わせて炒めます。

⑤それらをまた鍋の向こう半分に寄せ、手前半分のところに、ごま油を1滴落とし、そこへ切ったトマトを一気に加えて中火で炒め玉ねぎやインゲンと混ぜ合わせて煮込んでいきます。

⑥トマトが形をなくしてきて、水分が充分に出てきたら味見をし、塩・コショウ・カレーパウダーを加えて味を調え、トマトからの水分が減り過ぎないようにゆっくり煮ます。

⑦コクが足りなければ、しょうゆや味噌を加え、また少し煮込んだらでき上がりです。 ぜひ玄米と一緒に食べてみてください。あ、玄米にはごま塩を忘れずに。

みょうがのピクルス ▼材料 みょうが 4個 あればごま塩 小さじ1 塩・コショウ 適宜 酢 小さじ1~2

▼調理 ①みょうがはタテに繊維に沿って放射状に切ります。難しいようであれば、タテに細切りにします。 ②そこへごま塩(あれば)、塩・コショウ・酢を加え、よく混ぜ合わせ、冷蔵庫で30分~1時間寝かせればできあがり。

カレーを煮込んでいるあいだに出来ちゃいますね! カレーの付け合せ以外にも、お素麺やお蕎麦・うどんの薬味にもおすすめです。