占星術とアロマ(ハーブ)の仕組み・前編~As Above、So Below(天空で起こることは地上にも起こりうる)

かつて天空で起こることは地上にも起こりうると言われ、先人たちは空を見上げ地上に起こる事を予測していたと言われます。紀元前より発生したこの考えは、人類が繁栄する為に、時には戦略に使われたり、豊穣のために使用されたりしてきました。

天空のメッセージを読みやすく解釈したものが占星術のロジックといってもよいでしょう。そのロジックとは<2>と<3>と<4>の数字をとても重要にしていたということです。物事には<2要素>である表と裏、陽と陰の考え方、<3区分>である活動宮、不動宮、柔軟宮、<4元素>である火・地・風・水へと分類し、牡羊座から魚座までの12星座(サイン)に当てはめていったのです。天体も16世紀までは、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星までの7天体を配し12星座の各支配星になぞられました。(現在の西洋占星術は天王星、海王星、冥王星の10天体で考えます)。その天体もギリシャ神話の神々をシンボルとすることで、当時の人たちに親和性を持たせていったのでしょう。

その中で、医療占星術という分野がありました。16世紀くらいまでの医師、薬剤師は天体の運行を参考にし、病気の診断や治療法を参考にしていたと言います。当時は天文学と占星学は同じスタンスにあったと言われます。天文学者で有名なガリレオ・ガリレイたちが望遠鏡で天体を見上げたころから、驚異的に科学・化学が発展します。遠いマクロの世界を見る事が出来るということは、逆にミクロの世界も覗けるようになり、医薬のめざましい発達があるのですが、現在はその反動でネガティブな現象も起こっています。

占星術のロジックは万物の現象やモノにリンクさせています。7天体は鉱石や植物に対応させ、12星座は身体の部位を対応させています。アロマセラピーは香りの効果でこだわっていたことから解放させたり、リラックスさせる効果が期待できるのは広く知られるようになりました。

現代は生活が便利になった反面、物事のサイクルが速くストレスフルな生活を送られる方が少なくないのではないでしょうか?そんな時には是非、天体の動きを意識してみましょう。そして星のメッセージを参考にしてハーブや香りを選び、気持ちをリセットしてみるのはいかがでしょう。宇宙と繋がり宇宙を感じる。星たちはいつも私たちを見守り、エールを送ってくれているのです。