“ハートに響く”オーストラリア異文化体験のトビラ。ケアンズのスピリチュアル


はじめまして。オーストラリア東部の赤道からほど近い町、ケアンズで暮らすマーフィー恵子です。

この土地ならではの神秘や、先住民アボリジニの神話・彼等が聖地として崇めてきた場所、はたまたオーストラリア発のヒーリングやオーガニック事情などをお伝えしてゆこうと思います。

ゆる~い空気が流れるここ南国ケアンズ。

私が今いるお店は、横がカフェ、向かいがフレンチレストランで、両方ともオープンエア席があり、ほぼ1日中人々の笑い声が聞こえてきます。ランチはシャンペンやワインと共に、というのが普通ですから、楽しさも倍増?何ともハッピーなオーラが漂っています。

太古から続く、多様な命が息づく神秘の土地
ケアンズは、現存する森として世界最古の、1億2000万年という時の重みを持つレインフォレストや、世界最大のサンゴ礁群グレートバリアリーフに囲まれています。
観光地としての始まりは、大物カジキマグロをチャーターボートで釣る、という海外のリッチな人々の趣味の場として。もちろん今でもアングラーが集まります。
レインフォレストやリーフの生物多様性は学者もうなるほどで、世界稀な固有種も生息。また、種類の多さと珍しい鳥の姿を求めて、世界中からバードウォッチャーが集まる場所でもあります。

気が遠くなるような地球の歴史に思いを馳せるとき、先進国でありながら、タイムカプセルのように保存された自然や動物たちが息づいていることの奇跡を感ぜずにいられません。
そう、ケアンズを取り囲む自然と、そこに暮らす生き物たちは、とっても深い神秘をたたえた、地球の財産なのです。
一方、町行く人を眺めれば、地元オージーの他に、ヨーロッパからのバックパッカー、近隣のトロピカルアイランドから移住してきたアイランダー、主にアジアからの観光客の方々、先住民アボリジ二の方…と、まさに人種のるつぼ! 肌の色も、言葉も違う人々が何となく馴染んで微笑みを交わし合えるのも、ケアン
ズという土地の大らかさの成せるワザではないでしょうか。

多くのヒーラーさんが集まる、
ケアンズのスピリチュアル事情
そんな風に、地球や命の美しさ、厳粛さを体感できる、懐の深い土地柄からなのか、ケアンズ近辺にはヒーラーさんも多くいらっしゃるんですよ。
ざっと挙げるだけでも、手相、クリスタルヒーリング、レイキ、ハイヤーセルフとつながるヒーリングセッション、占星術、アロマセラピー、シータヒーリング、数秘、前世療法、ヒプノセラピー、タロット、シャーマニズムに基づく、シャーマニックメディスンといったセラピーなど、様々な分野が。オーストラリアならではの、オーストラリアン・ブッシュフラワーエッセンス、4万年とも言われる太古の昔より、連綿と続く文化を守って来た先住民アボリジニのメディスンマンによるセッションも、ここならではの体験と言えるでしょう。

私がお会いした何人かのサイキックの方は、口を揃えて、ケアンズの土地が放つエネルギーからインスピレーションを受けている、とおっしゃっていました。
ケアンズ市内には、スピリチュアルセンターという公的な場所がありますが、たいていのセッションは、各ヒーラーさんの自宅で行われます。オーラソーマの第一人者であり、世界で唯一チャクラバランストリートメントを伝授できるヴィッキー・エンゲハムさん宅でのワークショップは、世界各国、そして日本からも生徒さんが集まるとのこと。ケアンズでのスピリチュアル、オーガニック関係の情報をまとめたフリーペーパー”Connect Magazine”が発行されている他、Body,Mind & Spirit エキスポ・野外マーケットといったイベントや、ワークショップが行われるなど、ケアンズのスピリチュアルワールドは、今、外に向けて熟し始めて来たように感じます。特に、ケアンズ周辺が世界屈指の観察場所とされる、今年11月14の皆既日食に関しては、ヒーラーさん達の動向に注目です。

「結果を急がず、ことが起こるのを待つ。
必要なことは、正しい時に起こるのだから」
アボリジニの方に言われた言葉です。
彼等のように、与えられた環境を感謝しながら、大いなるものを信じ切り、謙虚に
生きられたら…と思います。
これからもケアンズのさまざまな情報をお届けしていきます!