小さい頃は神様がいて不思議に夢を叶えてくれた!〜ユーミンの歌が意味するもの。〜意図した方向(夢)にまっすぐ向かうと、世界が(身体が)勝手についてきます〜。

意図した方向(夢)にまっすぐ向かうと、世界が(身体が)勝手についてきます。

「うまくやろうと考えてしまうとなおさら、うまくいかなくなります」。

小さい頃に描く夢
大人になって描く夢
そこにどんな違いがあるのでしょう?

魔女の宅急便で、キキがホウキの乗り方がわからなくなったシーンに答えがあります。
それまでキキは、何も考えなくてもホウキに乗れたのです。
ある時、ホウキの乗り方を考えた! どうやって乗るのかを考えてしまったのです。
それが秘密です。

私たちは毎日、布団に入って目をつむると自然に眠りに落ちます。
ところがある日、明日は早く起きなくちゃいけないからと、「眠らなくちゃ」と考えた瞬間、私たちは眠れなくなります。
眠りたいのに眠れなくてゴロゴロしていると、一体どうやって眠るんだっけ? と、眠ることを考えてしまいます。
するとますます眠れなくなってしまう。
あなたにもそんな経験があると思います。

いつもただ自然にやっていることなのに、ある日そのことを考えたらできなくなってしまったものがありませんか?
ただ、歩くということさえ、人前で緊張して、堂々とあるかなくちゃなどと考えてしまったら、
右足と右手が一緒に出てしまったり‼︎ などというシーンに出くわしたことがあると思います。

緊張すると、どうやってやるか⁉︎ を考えてしまいます。
うまくやろうと考えてしまうとなおさら、うまくいかなくなります。
いつもしていることが、なぜかできなくなってしまう。

 

「私たちはエネルギーです。意図した方向にエネルギーを動かす存在です。」

キキはそのあと、飛行船から落ちそうになっている友達を助けたくて、ただ助けたいとの思いで再び飛べるようになります。
この時は、飛ぶことを考えたのではなく、助けたいという思いだけがあったからです。
飛ぶことにフォーカスがされていなかったのです。

小さい頃は神様がいて不思議に夢を叶えてくれた!
小さい頃は、夢を楽しく描いたのです。
それをどうやってどんな方法でやろうかと思っていなかったのです。
大人になってからはどうでしょう?
夢が現れた瞬間、それをどうやってやろうか? どんな方法で? いつ? と、詳細に取り組んでしまいます。

私たちはエネルギーです。
意図した方向にエネルギーを動かす存在です。
身体というかたまったエネルギーがあるので、それを忘れてしまいますが。

望むものにエネルギーをまっすぐ向けることができたなら、必要なものはそろっていきます。
ところが、あれをして、それからあれも必要……と、夢のステップに向けてのあれこれに意識を向けると、エネルギーは分散してしまいます。
もう夢という方向を失ってしまいます。

それをどうやって叶えるか⁉︎ ということにエネルギーを注ぐのではなく、ただ、夢の方向にまっすぐエネルギーを向けるなら、必要なものはその途中にただ現れて意図した方向に私たちを運んでくれるのです。

 

「意図した方向(夢)にまっすぐ向かうと、世界が(身体が)勝手についてきます。」

小さい頃は神様がいて不思議に夢を叶えてくれた! は、ただ、夢を思ったのです。
そこにまっすぐエネルギーを向けたのです。

キキもそうです。
あの場所に荷物を運ぼう、あの人の元に行こう! と、まっすぐにエネルギーを向けたのです。

私たちが歩くとき、右足を出したら左手を出すんだな、次は反対にして、と考えたことはありません。
ただ、あそこに向かう! と意図したので身体は勝手についてきたのです。
試しに、歩くということを考えて行おうとするとうまく歩けないことを体験してみてください。

意図した方向(夢)にまっすぐ向かうと、世界が(身体が)勝手についてきます。

私たちは考えすぎです。
どうやって? をあれこれ飽きることなく考えて、夢を諦めてしまいます。

考えるのではなく、意図した方向にエネルギーをまっすぐ向け続けることが必要です。

春めいてきました。
春は命が吹き出す季節です。
もっとも生命エネルギーが高い季節と言えます。

ワクワクの方向に意識を向けて、リラックス。
頑張って何かを成し遂げようとするのではなく、
どれだけリラックスして宇宙に委ねられるか⁉︎
試してみてください。

意図した方向(夢)にまっすぐ向かうと、世界が(身体が)勝手についてきます。

 

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