ストレスのタイプを知って、自分とうまく付き合う方法。Part2

花や木などの植物は、小さいけれど素晴らしい力があります。ぜひ自然の力を借りて日頃のストレスケアにお役立てください。
ストレスのタイプを知って、自分とうまく付き合う方法。Part2

Trinity読者の皆様、こんにちわ。
前回はストレスのタイプと対処法についてお伝えさせて頂きました。
けれど実際のところは時間に余裕が無く、いちいち自分に構っていられないというのが現状なのではないでしょうか?

そういった時にぜひ活用して頂きたいのが、嗅覚を使ったストレス解消法です。

人間の大脳には、記憶や情動、喜怒哀楽などの感情を司っている大脳辺縁系という部分があります。その大脳辺縁系に嗅覚は直接つながっています。
五感の中で嗅覚だけが直接脳に繋がっていると言われており、ニオイを嗅ぐだけで記憶を呼び覚まし、感情にも影響があると言われています。
この性質を利用し、簡単にネガティブな感情を解消していきましょう。
お香やアロマテラピーは手軽に香りを楽しむのに最適ですし、
生花は視覚からも癒しを感じることができます。

薔薇3(1)

 

花の癒し効果について

6月の見頃の花は、紫陽花、菖蒲、薔薇などがありますが、今回は薔薇の花のエピソードをお伝えしたいと思います。
ちなみに薔薇は傷ついた心や孤独な心を癒すと言われています。

私の実家の庭には小さな薔薇園があります。
冬以外、ちゃんと薔薇が楽しめます。薔薇は育てるのが難しいと言われていますが、難しいというよりも手間がかかると言う事なんだと思います。
虫がついて病気になりやすいのでこまめに取り除いてあげないといけなかったり、落ち葉もこまめに取ってあげないとそこから病気が発生することがあります。水やりも、気をつけないと根が完全に乾くと枯れてしまいす。
なので母はよくぶつぶつ言っていますが、6月のピーク時をとても楽しみにしています。満開になった薔薇は本当に色鮮やかで、風が通るとなんともいえない甘い香りが家中に広がります。その時期は毎日薔薇風呂が出来ると喜んでいます。
きっとそれまでのお手入れの苦労は、いっぺんに吹き飛ぶのだろうと思います。

今では当たり前になっているうちの薔薇園ですが、最初からあった訳ではありません。うちは昔ながらの瓦屋根のお家です。私が幼少の頃は庭に小さな池があり、鯉が泳いでいました。花はスイセンや菖蒲など和の物が植えられていました。そんな庭が薔薇園に変わったのは祖父の他界がきっかけでした。

祖父母の家に行くと、いつも花が咲いていました。
生前、祖父はとても花を大事にしていて、水やりをしている姿をよく見ました。

そんな祖父が倒れたのは寒い時期でした。
病気なんてほとんどしない人でしたが、その年はいつもより寒さが厳しく、体調を壊してしまいました。やはり寒さはお年寄りには応えるようです。
大事に育てている花もなかなか咲きませんでした。
一番気にかけていた白い薔薇は、固く蕾を閉じたまま一向に開く気配がありませんでした。祖父は心配して、太陽の光が充分に届くように鉢植えをこまめに移動させていました。そんな矢先の出来事でした。

祖父が入院したという知らせを受け、病院に駆けつけ時はもうほとんど意識がありませんでした。あまりにも急な出来事で、私は信じられずにいました。
一番混乱していたのは祖母で、親戚中が集まって祖母に付き添うような形でその夜を過ごしました。そして祖母は徐にアルバムをめくりだし、思い出に耽りだしました。「これは◯◯に行った時の写真」「これは◯◯」と言って楽しそうに話ます。若い時はそんなに仲の良さそうな夫婦ではなかったように思うのですが、その頃はとても仲のいい夫婦になっていました。二人でいろんな所に出かけていき、写真に残していました。手をつないで撮っている写真もありました。

私は、祖母が1枚1枚捲って説明してくれるのを黙って聞いていましたが、1枚だけおかしなページに気づきました。なぜかそのページの写真だけ、色がおかしいのです。変色したにしてはちょっと違うようような……。そしてそのページに祖父が一人で写っている写真があり、それは逆から見ると遺影に見えました。おそらくそこにいた全員が分かったと思いますが、誰もその事は言いませんでした。
暫くして、祖父の訃報が届きました。

翌朝、不思議な事が起こりました。
薔薇が咲きました。
あんなに咲かないと言っていた白い薔薇が、しかも一斉に。

薔薇の蕾は固いので、ゆっくり時間をかけて開いていきます。一晩で開化することはないはずです。
それにどんな花でも蕾がすべて開くということはない。
けれどその時はすべて開きました。そして大きくて立派な花です。

「この花は、じいちゃんに見てほしかったんよ」と、母が言いました。
みんなで相談して、その花は祖父の棺桶にいれる事になりました。
誰よりもその花を見たかった人に、見てもらおうと。

薔薇と話は出来ないけれど、ちゃんとこちらが愛情を注げば心が伝わるということを教わりました。

心打たれた父は、その薔薇の苗を持ち帰り、庭に植えました。
そして言いました「うちを薔薇園にするぞ」と。

うちの小さな薔薇園は、そんなふうに出来ました。
両親がせっせと世話をし続け、年々薔薇の種類が増えていっています。薔薇園が出来てからは、神経質ぎみだった母に笑顔が増えました。

目には見えないけれど、そこにはちゃんと思いがあり、私たち家族を守ってくれているとそう信じています。

薔薇4(1)

 

最後に

いかがだったでしょうか。
花や木などの植物は、小さいけれど素晴らしい力があります。
ぜひ自然の力を借りて日頃のストレスケアにお役立てください。

そして肉体的なストレスを抱えている時は、体を休めることも忘れずに。
一端休むと、またエネルギーが漲って頑張れます。
心と体、どちらも大切にしてください。

 

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