過去・現在・未来の区別は単なる幻想にすぎない〜by アインシュタイン

パラレルワールドは現在、SFの世界だけのものではなく、物理学者たちが本気で取り組んでいる課題です。

アインシュタインは長年の友であるベッソ(Besso)が亡くなったとき、その家族にこんな風に書き送りました。

「ベッソは亡くなったけれど、私はそれほどショックを受けているわけではありません。なぜなら我々物理学者は、過去・現在・未来の区別が単なる幻想にすぎないことを知っているからです。例え、その幻想が非常に強いものであっても」

 

あの世に時間はない

ある霊の集団がいろいろな質問に答えているとき、地球側から「あなた方にとって時間は存在するのでしょうか?」という質問が出ました。その回答はこのようなものです。

「ない! ここにあるのは今だけだ。人はその経験の中に時間を作り上げた。時間は地球上の世界、そこに関わる意識だけの概念だ。深い瞑想状態や体外離脱中に、時は刻みを止める。その人にとってかなり長い時間が経ったようでも、実際には2, 3分しか経っていなかったりする。このように精神的に解き放たれている状態の人は、霊的な次元に住む存在と同じような感覚、経験を持つのだ」

私はこれを20年近く前に聞き、それからずっとその意味を考えていました。
しかし最近では、物理学者たちが、時間の流れは相対的なものだし、方法さえ見つかれば時間軸を移動できると主張しているのです。

「過去・現在・未来の区別が単なる幻想にすぎない」という結論は、アインシュタインの相対性理論から来ています。
ある人にとっては過去に思える事実が、別の人にとっては未来にあたっていたりするのです。

最近、私にもやっと、これらの言葉が意味するイメージができてきました。

今回はその説明をしてみたいと思います。

 

無数のパラレルワールド

パラレルワールドは現在、SFの世界だけのものではなく、物理学者たちが本気で取り組んでいる課題です。
ジュネーブ郊外にある素粒子物理学の総本山「CERN」(セルン/欧州原子核研究機構)では、13兆電子ボルトという超高圧状態下で、ビッグバンの再現やブラックホールの生成を目的とした実験が行われています。
また彼らは、パラレルワールドの中でもかなり理論化できている、パラレル・ユニヴァースを解明したがっていると言われています。

昨年、13歳の少年ローハン君が、$15以内で小規模なフリーエネルギー装置を自作し、世界中から注目されました。
まあ、実際にはラジオ波を電流に変換しているだけだと主張している人もいますが、とにかく彼が物理学におけるかなりの天才だというのは、確かなようです。

彼は今年5月、CERNが最も近いところに存在していたパラレルワールドを破壊した可能性があると主張して、話題になっています。

パラレルワールドは人の想像の数だけ、無数にあります。
あるプールの中にたくさんのあぶくが浮いているのを想像してください。
このひとつひとつの泡がそれぞれパラレルワールドです。
過去にあたる想像から創造されたパラレルワールドは右の方、未来は左の方にあるとします。

この図はかなり簡略化していますが、実際にはどの隣り合った泡をとっても、よく見るとその間に別の泡があると思ってください。
パラレルワールドはとにかく無限に存在するのです。
霊界はいわば、ひとつの泡から他の泡に簡単に移動できる状態です。
これは正に時間がない状態と言えます。

しかしながらこの世では、ある枠があります。
あなたはこの枠の中でしか生きられず、またこの枠は、あなたの意志とは関係なしに一定速度で右から左に動いています。

これがこの世の状態です。
あなたは枠内の一つの世界を選んで生きています。

しかし枠はどんどん移動していくので、そこからはみ出さないように、絶えず次の世界に移っていかなければなりません。
その際、次の世界は基本的に近くのものしか選べません。

瞑想や体外離脱で、この枠から出ることができます。
また、生死に関わる重要な出来事が起きると、少し遠い世界に移ることができます。

これが時間とパラレルワールドに関する、大まかな概念ですが、実際には異なる時間軸のパラレルワールド、つまり、もし私たちが住んでいる世界から見たら、そこの時間がゆっくり進む、あるいは速く進むように見えるパラレルワールドもあったりして、全体像はかなり複雑です。

私たちは通常、同じ時間軸のパラレルワールドを移動しています。
つまり、明日はいつでも明日。
その移動によって昨日に戻ったりはしないということです。
ところが最近、こうした通常の移動以上の、大きな移動が行われていることを示すと考えられる現象が話題を呼んでいます。

次回はその現象「マンデラ・エフェクト」について書きます。

 

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