【無洗米の味は？】
この利点は味にも反映しています。お米の研ぎ方というのは味にも関わってきます。それはお米の表面についた糠の取り除き方、さらにはお米への水の含ませ方など繊細なものであり、このあたりをしっかりと調整した上で、きちんと水加減を見て炊いたお米は、最上の味わいとなりますが、日常生活の中でそこまで追究するのは難しいのも事実です。最上の味ではないけれども、「どんな人が使っても水加減さえ間違えなければ、それなりに美味しい味となる」というのが、無洗米の利点なのです。
【無洗米をより美味しく食べるためのポイント】
そんな無洗米ですが、「より美味しく炊きあげる方法」というものがあります。そのポイントは２つ。ひとつめは「通常の白米よりもお水を多くする」。これは、糠が取り除かれているために、計量カップに入るお米の量が若干増えるために、その分お水を増やさないと、固めに炊けてしまうという理由があります。このために、お水を増やすよりも手軽なものとしては、「無洗米戦用カップ」を使うという方法があります。
ふたつめは「なにもしない」。無洗米といっても一度は軽くすすがないとなんとなく気持ち悪いという方も多いのですが、そうすると前述のように水溶性のビタミンなどが溶け出します。きちんとした無洗米ならば、異物混入などはしっかりとチェックされていますので、すすいだりせずに、そのままで炊きましょう。時間に余裕があるならば「30分程度水に浸しておく」と、より美味しいお米になります。
【ブランド米も無洗米になっている】
当初はブランド米などは無洗米になりませんでした、四半世紀で技術がどんどんと進歩してきたこともあり、現在では「コシヒカリ」や「ササニシキ」などといった誰もが知っている「ブランド米も無洗米として購入することが可能になりました」ので、今まで無洗米だからといって、敬遠してきた方は、この機会に一度チャレンジしてみてください。その手軽さと味に驚くかもしれませんよ？
