セドナから愛をこめて「アイル・グラハムの光日記」 第24回 リジュビネイトの旅 in コロンビア(後編)

マモと過ごした数日間で、私たち現代人がしている頭の中でつくりあげたコミュニケーション術や常識対する意識に変化が……
セドナから愛をこめて「アイル・グラハムの光日記」 第24回 リジュビネイトの旅 in コロンビア(後編)

↑縦、横、前、後、と体を強く揺さぶられ続けた後、ようやくシエラネバタの山の中にあるコギ族の村についた。
丸い土壁と、ヤシの葉の屋根の家が、十数軒並んでいる。
もちろん、電気もガスも水道もない。

家の中は、直径5メートルくらいの円形で、その真ん中では、火がずっと焚かれている。床は、大地のまま。窓はなく小さな入り口のみ。中は、薄暗い。

マモの家の中では、大人と子供、総勢10人くらいが、私たちを待っていてくださった。中は、狭くて、腰を下ろすスペースをどうにか見つけられるくらいだ。円の半円側に、コギ族たちが重なり合い座り、もう半円側に私たち3人が座った。彼らは、私たちの一挙種一動をじっと見ていた。

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↑コギたちは、現代社会的な愛想笑いはしない。ただ、じっと見据えてくる。その目は、私たちの魂や、エナジーまでも見通すかのようだ。

電気の明かりに慣れている目では、薄暗い部屋の中で、相手の顔や、家の中のものをよく見ることができないが、彼らにとっては、まったく問題がないようである。

この村に入った途端、意識が朦朧としてきて、眠気を感じ始めた。さらに、マモの家に入ったときから、もう、目を開けてはいられないくらいの眠気に襲われた。同行した友人たちも同じみたいで、車座になっている膝の中に頭をうずめていた。

コギ族は、南北アメリカの先住民族の中でも、特にテレパシーを使う部族として知られている。世界中で起きていることを、常に、ハンモックに揺られながら、そして、森の中を歩きながら見続け、それらに感謝と祈りを捧げている。

高僧マモになるためには、生まれてすぐに親元を離され、9年間、薄暗い洞窟の中でマモになるための教育を受ける。この期間に、見えない世界とのパイプをしっかりとした強固なものにしていく。

旅の間中、ずっとマモと一緒に過ごさせていただいた。
言葉は通じないので、ただ一緒にいるだけだが、言葉にできないくらいの愛と教えをいただいた。

マモは移動する以外は、一日中、ハンモックに揺られながら、森や海をみていた。
その2~3メートルくらい後ろで、私も横になりながら、ときどき、マモのことを見た。

そうすると、その数秒後に必ず、私を振り返り、「確認した」という感覚を残して、またどこか遠くを見つづける。その、一瞬の行為の中に、とてつもない大きな愛とやさしさを感じた。

そして、古からの教えが、言葉を超えて、そのまんまエナジーで伝わってきた。特に、マモのそばで、うたたねをしている時にそれを感じた。

マモと過ごしたこの数日間で、私たち現代人がしている頭の中でつくりあげたコミュニケーション術や常識が、薄っぺらいものに感じられた。

無条件の愛と深い英知に触れている中で、いつのまにか、目から気持ちのよい涙が溢れ出ていた。いっぱい泣いた。泣けば、泣くほど、魂が回復する感じがした。

みんな、違っていい。
みんな違うから、お互いにそこから学んで、そこから成長して、輝いていく。

私たちに必要なのは、無条件の愛ある空間。
そのまんまでいいっていう、やさしい空間。

この旅の間中、「Rejuvenate・リジュビネイト」という言葉が、ずっと私の中で響いていた。若返り・活性化・イキイキ・回復するという意味。
まさに、魂の「Rejuvenate」な時間となった。

旅でも、もしくは、散歩でもいい。
頭をからっぽにできて、自然のスピリットを感じられる環境に身を置くようにできたら素敵だなと思う。
ぜひ、その時間をご自分につくってあげてくださいね。
自分でしか本当の自分を見つけてあげることができないから……。

みんな、オリジナルで素敵な存在。

いつもありがとうございます。

 

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