「綿毛に包まれて生きていく」〜Vol.17 かけがえのない、たった一人のあなた

自殺を図っても死ねなかった人がいるように、人には寿命があります。 その時までは自分を労り、愛して過ごすべき時なのです。

クライアントさんを見ていて、いつも思う事。
それは、あなたが思うよりずっとあなたは素晴らしい! ってこと。

皆さんが一番得意とするジャッジは何だと思いますか?
それは自己をジャッジすることです。
それも自己否定、自己虐待ですね。

これは、先日のコラムにも書いたと思います。
私は人の冷たさも傲慢さも知っています。
非情さも、暴力的なことも。
身を持って経験した大きな出来事もあります。
でも、その裏に抱えた弱く、悲しみや恐怖に打ちのめされている側面も見えます。

カウンセラーをしていますとその裏の面、隠していた、もしくは自分でも気づかなかった面と向き合いますから、私は結局人間を心底嫌いに、憎むことも出来ないのが実情です。
それはビジネスだからではありません。
結局、愛すべき魂であることに、どんなに抵抗しても気づかされてしまうからです。

セッションが終わると、日本では何処でも誰にでも彼でもハグすることは難しいのですが、実際の対面セッションでは、必ず身体に触れることにしています。
変な意味じゃないですよ。

握手したり、肩に手を載せたり、背中をポンとしてみたりする程度です。
でも、それは私にとっては、極々意識的なのです。
私は親しみを込めて、そして今までの労いとこれからの探求に向かうクライアントさんへの励ましのヒーリング・エネルギーと共に、愛を込めて送り出すからです。

私は少なくてもセッション中は、あなたと完全に集中して向き合っています。
その時のあなたは、私にとって世界でたった一人のあなたなのです。
かけがえない大切なあなた。
その時間は、あなたにとっても私はあなただけのカウンセラーとして向き合っています。

166606811

 

-あなたはかけがえない、たった一人のあなたなのです-

さて、それではあなたは、その時間だけ世界でたった一人のあなたなのでしょうか?
いいえ、違います。
人間としての私がカウンセラーとして集中出来き、提供できるのはセッションの僅かな時間であるのは事実です。
私も所詮人間ですから、皆さんと同じように時間軸がありますし、私個人も学びに来た魂ですから。
でも、あなたが私にとってかけがえない人であることは確かです。

皆さん、それぞれが美しい光を内在しています。
大抵、ご相談に来る段階では扉を閉じて、魂の美しい光は、ドアの隙間から毀れ出る感じなのですが、ドアさえ開けば大きな光の珠となって現れます。

どの光の輝きも、一つとして同じものはありません。
似ている傾向はあっても、違う角度で見ると全く違って見えたりするものです。
そして、そんな一人一人が地球を支えています。
あなたがいるからこそ、今の現実があるのは間違いがありません。
長所短所と言われるところも、人間の価値観のジャッジであって、何ら悪いところなんて無いのです。
あなたがあなたの持つ材料(個性)をどう使って、今回の学びを学んでいくかを決めるのもあなた次第。
時間も関係ありません。
急いで学び取ろうとして、その場限りでやり過ごしても、あなたの魂に刻み付けられなければ同じこと。
しっかり感じて学び取って初めて、その課題をクリア出来ます。